概要
過去形で語るのもおかしいですね。妻は存命です。
化け猫を妻とした男が「お二方(おふたかた)」へ語る思い出話。ここではない場所で語られた、魂の独白。
初めて聴いた声は「ぎゃ!」
初めて言われた言葉は「いたい」
初めての笑顔は「そうだね」
初めての泣き顔は「なくしてしまって、ごめんなさい」
平凡な男と非凡な妻の思い出は聞き手の空白を埋め、男は「お二方」を送り出す。
(化け猫シリーズ第四作)
(第四回こむら川小説大賞参加作品。テーマ『異能』)
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第一作: 化け猫ユエ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896395656
第二作: 化け猫まつり
https://kakuyomu.jp/works/1177
初めて聴いた声は「ぎゃ!」
初めて言われた言葉は「いたい」
初めての笑顔は「そうだね」
初めての泣き顔は「なくしてしまって、ごめんなさい」
平凡な男と非凡な妻の思い出は聞き手の空白を埋め、男は「お二方」を送り出す。
(化け猫シリーズ第四作)
(第四回こむら川小説大賞参加作品。テーマ『異能』)
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第一作: 化け猫ユエ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896395656
第二作: 化け猫まつり
https://kakuyomu.jp/works/1177
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!優しく穏やかな文章で綴られる、恋と愛の物語
とある商人の男と、その妻となった化け猫の娘の、その馴れ初めからの一部始終を語った物語。
アジア風の世界が魅力のハイファンタジーです。
連作シリーズのうちの一作という位置付けではありますが(シリーズ一覧は作品紹介文を参照)、エピソードそのものは独立しているため、それぞれ単品で楽しめます。いずれも短編で読みやすく、また魅力的な作品なのでお勧めです。
魅力はやはり舞台設定、そのリアリティというか説得力の凄まじさ!
単純に設定の練り方・詰め方が徹底されている、というものももちろんあるのですけれど、でもそれ以上にその書き表し方、「その世界に住む人間(の語り)」の皮膚感覚がすごい。
まっ…続きを読む