カクヨムでPVを増やす試行錯誤録 急
■興味から、関連小説に掲載された作品を探す
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関連作品なる欄が存在することはわかりました。
では、このPV数はどの作品から流れてきているのでしょうか。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883409598/episodes/1177354054891622185
引用:❝ジャンルやタグ、タイトルに含まれているワードなどから関連性の高い作品を表示するアルゴニズムを組んでいると思われます。❞
なるほど、とは思うものの、膨大な作品のなかから掲載先の作品を特定できる気はしませんでした。たいしてPV数もない自分の作品がほかの作者さんの「関連作品」欄に掲載される確率を考えれば、適当に開いて調べる気には到底なれませんよね。
それでも気にはなります。
さて、何かいい手はないものか。
片っ端からアクセスする時間などはないので、いったん深堀りをすることは諦めました。
とりあえずフォローをしてくれた貴重な読者さんをフォローバックしていきながら、2~3日を過ごしました。
ええ、1ポチずつ感謝を込めて押しましたとも。
■フォロワーさんの「フォローしている小説」
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感謝を込めてゆっくりとポチポチしていると、やがてフォロワーさんの「フォローしている小説」欄に興味を持ち始めました。
ああ、いろんな作品を読んでいるんだなあと、楽しそうなタイトルのなかでフォローをしてくれてありがたいなあと、はじめは漠然と眺めていたのです。
そこから初めて知って好きになった作品もあるので、今でもたまに辿らせていただいてたりもします。
すると、ふと気づくのですね。
あれ、みんな同じようなタイトルを『精霊さん~』のいくつか前にフォローをしてる、と。
それから何人かのフォロワーさんのフォロー小説を追わせていただきまして、共通するタイトルを3つほどピックアップしました。
すると、ついに1作品、人気作品の「関連小説」欄に『精霊さんたちとの日常ノート』の文字を見つけることができたのです。
謎はすべて解けた!
そんなスッキリとした気分でした。
■タグはとても重要、だけど作品属性と異なるものは意味がない
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類似している作品を関連小説にしているのだから、その指標となるデータは限られていますよね。冒頭でも引用したような項目です。(実は他にも『カクヨムを前向きに楽しむこと』でそのチャンスは巡ってきたりもします。)
そのなかでも手っ取り早く試せそうだなと思ったのが、タグでした。
しかし「どうやったら関連作品に載るのか」を確認するのは、前述の通り無謀です。
それならば、どうやったら関連作品から外れるのかを試してみようと思ったわけですね。
特定のタグを外してみて、ある程度の時間を待って、改めてアクセスをしてみると、関連小説欄から『精霊さん』が、みごとに抜け落ちました。
決してタグだけで選ばれる訳ではないのですが、タグがひとつの大きな要因であることは間違いがないようです。
ところで、「だったら有名作品のタグをマネをしよう」と、思ったかたはお待ちください。
タグを真似したら読まれるようになる、などということはないのです。
訪問してくれた読者さんは、大好きな作品を読んだついでに知名度の低い作品に訪問してきてくれます。
つまり、掲載された先の作品と自身の作品との、2つの親和性が高くなければ結局訪問されることもなく終わりますし、訪問をされてもエピソードに触れてくれません。
無思慮におこなっても1話で切られる割合が日に日に増えていく、そんな現実を突きつけられるだけなのです。
■「関連小説」欄は複数ありました
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ちなみに、お話してきた関連小説欄ですが、どこにあるかご存知ですか? こんなところにあったんだなと、勉強になりました。
件数については作品によって変わることがありますが、概ねの参考にご覧ください。(※正確さは保証しかねます)
①作品ページ下部
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894146807
スマホ:4件/PC:5件/App:0件
②小説の第一話目の最後
スマホ:~1件/PC:0件/App:0件
※正確にはオススメ小説で、目次などから直接アクセスしたページのときに表示されます
③小説の最新話の最後
スマホ:~6件/PC:~6件/App:0件
④小説の最新話の次のページ(関連小説を見る)
App:~10件
どこがどれくらい期待できるかについては深く追いかけていませんが、④はそれほど期待はできないと、わたしは感じています。アプリからアクセスがそもそも少ないということもありますし、もし開いたとしても、読者さんは本文のページではないとすぐに気付いてしまい閉じてしまうと、そう思うからです。
使用感だけ考えて改めて意識して見てみると、③の効果は大きそうです。
みなさんは好きな作品を読み終えた後の手持ち無沙汰を感じたことはありませんか? そのわずかな時間を、最新話の最後に並ぶ関連小説がきっと埋めてくれるのです。
今回の調べごとを通じて、わたしもその瞬間の気持ちを実際に感じることがありました。
■「関連小説」の強力さ
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多くの読者さんの目に触れる機会といえば、注目の作品・新着レビュー・新着小説・ランキングなどがありますが、知名度もない小説ではいずれも掲載チャンスが厳しいですよね。
注目の作品にもしも掲載されたとしても数分間の露出しかありません。
では、関連小説はいかがでしょうか。
いろんな作品を日々読んでいても、関連作品欄は頻繁に変化することが、あまり見られないのです。カクヨムのレコメンドのアルゴリズムが、ユーザーにとってとても丁寧に考えられているからなのではないかと考えたくなります。(カクヨムひいき)
関連小説に掲載されるということは、一度は作品に触れてもらうための大きなチャンスなのです。
後悔していることといえば、読者さんが来てくれるまでのあいだに、誰も読みに来ていないあいだに、作品のブラッシュアップをしておくべきだったことです。
わたしの場合は当時タグを狙って調整していたわけではなく、作品を読み直してしっくりくるタグをはめていたのですが、今回のように、ある日突然この恩恵に預かる日が来ました。
油断していては、チャンスを逃してしまいますね。おそろしいです。
■だから諦めてほしくない
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今回のことが起こり始めた6月の初旬頃に思い至ったことがありました。
『PVがわずかであるからといって、自身の作品を悲観することはない』ということです。
PVがない=本文がつまらないと言われているわけではありません。良い評価も悪い評価も、本当にただ受けていないというだけなのです。
その作品が自信を持って楽しく書けた作品なのであれば、むしろPVが少ないあいだに本文を見直して最善を尽くしておくと、いざというときに後悔をしません。
もし作品を書いたあとに長いあいだ放置をしていたのだとすれば、キャッチコピーやタイトル、あらすじ、タグなどが内容としっかり一致しているかなどの見直しはするべきです。
PVがまったくないに等しい数ヶ月間をこえて、今回お伝えしたように突然状況が変わることは実際にあるのです。そのときには近い感性をもった読者さんにかならず出会うことができますし、共感してフォローもしていただけます。
少なくとも作者の好きや楽しいが詰めこまれた作品なのだから、PV数なんかに囚われて諦めてほしくないなと思うのです。それは作品の世界観に共感してくれる読者さんが、かならずどこかにいるということに違いないからです。
カクヨムがなかなか読まれにくい状況には変わりないのですが、カクヨムの作者さんたちと、より前向きにカクヨムを楽しんでいけるといいな!
ここまでお読みいただいてありがとうございました。ご質問などありむしたらコメント欄にて、可能な限りではありますが、回答いたします。
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◆あさかん様
『カクヨムやグーグルアナリティクスを使ってみて気がついたこと』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883409598
◆@waca
『精霊さんたちとの日常ノート』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894146807
皆さまにのんびりお付き合いいただきながら、4500PVを迎えました。
『ワールドラッシュ!! - 1 - プロローグ』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894321992
近況ノート(この頃の心境を書き残していました。)
PVがゼロでも諦めないでほしい @waca
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