みにくい男の人魚のはなし

　背中に海藻が生えている一風変わった人魚のグリン。
　その海藻を病院で見てもらうために、いろんな海の住人たちと出会い、旅をしていく。

　お魚が好きな人、海の不思議、ユニークなキャラクターが好きな人、必見です。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（266文字）

長い年月、海を泳いでいたら「背中に藻が生えてしまった人魚」がひょんな事から、小さな魚と一緒に町医者に行く話。

え？って思うでしょうが、マジでこの内容で話が展開します。
これが、めちゃくちゃ面白いんです。
不思議な魅力があるのは間違いありません。

読みやすく、分かりやすい。それ故に情景、状況、心情がスッと入ってきます。

童話として、書店で売ってるレベルの完成度です。
是非、読んでみてください。

応援お返しと一気読みのレビューです。
人魚物語、素敵ですね。海の中は神秘の世界です。
紫電は残念ながら海底深くに潜ったことはないのですが、近年ＶＲ技術の発達により、海底にいるかのような感覚での映像を楽しむことが出来るようになりました。
そんな想像を更に膨らませて頂けた作品です。

良い点
・情景を描くのがお得意で、文脈にて海底の世界を体感出来る。
・個性的な人魚さんなどが登場する。
・お魚可愛い。
・ストーリー進行における起承転結が組まれている。
・やっぱりお魚可愛い。
・ファインディング・ニモが好きなのでお魚が可愛い。

気になるかな？　という点
・会話文がもう少しあったら嬉しいかも？　で…続きを読む