ヒーラーの俺が聖剣を引き抜いてしまったなんて、勇者の彼女には絶対に言えない

『ヒーラーの俺が聖剣を引き抜いてしまったなんて、勇者の彼女には絶対に言えない！！』
ルーイはそう心の中で叫んだ。
彼はサポート専門学校を卒業したばかりで、三つ年下の彼女がいる。
彼女は勇者の卵で、勇者育成学校を飛び級で卒業した天才だった。
そんな彼女には一つ大きな難点がある。超が付くほどの早とちりと勘違い、それによって引き起こされる暴走は簡単には止められない。
何かの手違いで封印された聖剣を引き抜いてしまったルーイは、彼女の暴走を阻止するべくその事実をひた隠す。
これはそんな暴走する彼女を宥める事に全力を尽くすヒーラーの物語。

ゆっくり更新していきたいと思います。
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