「日常の謎 日常ミステリー」を含む小説

　中三生・春峰芽吹のあだ名は「女傑」。そんな大層な呼び名に相応しい自分になるために、彼女は日々遭遇する日常の謎の数々に挑んでいく。 　卒業、そしてその先の未来に待つのは理想の自分…

【クローゼットの中の骸骨】明るみに出ると困る秘密、誰にも言えない隠し事を指していう。何の変哲もないタンスや食器棚にとんでもなく恐ろしいものが入っている、そんな短編集。 ＊アルファ…

ＫＡＣ四回目のために生まれた女子高生四人組、藍、和紗、紫、小夜に、また登場してもらいました。 女子高生がワチャワチャしてるだけのゆるい日常の謎です～。

彩華は弟と二人で買い物に出かけていた。 その帰り道、たまたま入った喫茶店でマスターの対応が悪いことに腹を立て、彩華はあてつけにこう言ってしまう。 「すいませーんグランデアーモン…

焼死体が公園で発見された翌日、将棋部の矢吹君は新入部員獲得に奔走していた。ポーランド出身の一年・二条ハンナを勧誘する最中に披露した推理力を買われ、入学前の三月に彼女の兄と将棋部部…

不思議な話をしてあげようか？小学生の姿をした友人がいきなり勝手に話し始めた。 特に興味もないと思っていたのに、「実際に見てこれば？」とその部屋への地図を渡されてしまった。仕方なく…

恋人拓也と疎遠になりつつあった「私」に同じ職場の男性からアプローチが。 「私」は拓也一筋なのに、拓也は「私」が連絡しても意味不明な言葉ばかり。 もしかして、浮気してる？　 ※ …

毎週土曜日の朝にパン屋に来る男性。この男性はパンを舐めるように見るだけでパンは買わずに店を去ります。男性はなぜこんなことをしているのでしょうか。そんな話です。

親友の名木橋に紹介してもらって他の大学で社会心理学を教えていた「僕」。 その大学には「心理学共同研究室」があるのだが、そこでは窃盗事件が相次いでいた。 被害に遭うのは女の子ばかり…

「私」はついに大好きだった名木橋准教授と付き合うことができたのだが、名木橋先生は女子にモテるので「私」はいつもやきもき。この間もデートの待ち合わせをしている時に女の子に逆ナンされ…

女子高生の「私」は父子家庭。どうも自分の出産後に母は死んだらしい。上の姉二人は母の愛情を受けられたので真っ直ぐ育ったが、「私」はどうにも捻くれている。その自覚はあるのだが、やっぱ…

心理学部准教授になれた「僕」は、自身の研究で「悪魔を生み出せないか？」と考える。人間の人格や行動に影響を与えるのは「状況や環境」であるという立場に立ち、人為的に「悪魔のような行動…

卒業論文のテーマ決めが迫ってきた文学部国文学専攻の「私」は、「実験台になってくれませんか？　時給一万二千円」という破格のアルバイトに応募したことで心理学部の名木橋と知り合う。オレ…

その女性は一度に十杯近くの飲み物を一度に頼む。何杯も飲むにしても、飲み終わってから新たな飲み物を注文すればいいのに…… そんな女性の不思議な行動にはどんな理由があるのでしょう？

　君津静香は八坂中学校校庭にて跋扈する青白い火の玉を目撃した。火の玉の正体の解明を依頼された文芸部は正体を当てるも犯人は特定出来なかった。そして、文芸部の部員がテレパシーに悩まさ…

Ｎ崎県の大学二年生、小茉莉葵《こまつりあおい》 一人暮らしをしている彼女は、叔父さん叔母さんの喫茶店でアルバイトをしている。 友人である甘奈津美柑《あまなつみかん》と日常の謎にま…

占いをこよなく愛する柴剣太郎はある日、幼馴染の山根小冬が購買で何か揉めているところを目撃する。 どうやらお気に入りのパンが販売中止になったようで……？ その日の放課後、剣太郎は先…

左手をバッグに突っ込みながら終電に乗ってきた男性。彼はなぜ、左手をバッグに突っ込んでいるのでしょうか。そんな話です。

　八坂中学校に伝わる七不思議。その七番目を解決したことをきっかけに、七不思議全ての解明に躍動することになった文芸部の三人。人体爆発や事故が多発、ポルターガイスト現象が起こったり、…

「絶対に理由があるんだって」 駅前の小さな居酒屋で酒を飲んでいた男が連れに言う。 彼の目にはカウンターの中に掛けられたカレンダーが映っていた。 それは四年前の五月のカレンダー。…