「情念」を含む小説

高校生になったばかりの少女、傘音真白（かさね ましろ）。彼女は「慈しむ」という感情以外を理解出来ない。 他の感情はある事件がきっかけで彼女の身体から抜け落ち、あろうことか… …

<登場人物> ・松岡祐二　　 松岡家の長男。小柄で細面の顔たち、二枚目ではないが女性の母性本能を擽る隠れた魅力もある。性格はおとなしく温厚そのものだが、好きな女性には積極的。 …

今回はホラーショートショートのつもり（笑）です。 「ささくれ」って「さかむけ」のことなんですね。つまり、水仕事なんかの後ケアせずにほっといたり、十分な栄養を取らなかったりすると、…

夜な夜な訪れる女の亡霊。暗黒魔界からの訪問者…… 遠く暗い冥界から愛する男の部屋へ……

何年か前に作者（七生）が経験したことです。エッセイにしようと思っていたのですが、友人である某作家様のすすめで小説にしてみました。 ちなみに、作中に出てくる女の子は、元気にしており…

大学生の頃、ひとりの画家を飼っていた。

この世界はかつて「竜」という強大な力を持った生物が支配しており、文明をもった人類が抵抗したことで大規模な争いが巻き起こった。 大戦争の後、時は流れてとんでもない輩どもが牛耳る「事…

中務白月は京終紺鉄に「真朱のことをお願いね」と託して、一年前に焼死した。今年、文化祭を前に瀬田真朱の周りで不可解な事が起こる。 真朱の記憶がない夜が増えていった。 白月の幽霊が何…

昔の夢を思い出した夜——。 あの頃の自分は何にも負けない翼を持っていたはず。眩い光の中に、その翼を忘れて来てはいませんか？ 誰かに預けたままの情念を、宵闇の祭りの中に置いて来…

2023.12.11　SF週間ランキング184位！ 2023.12.11　カクヨムWeb小説短編賞2023エンタメ総合（SF、歴史、ミステリー）週間ランキング70位！ 　千春は…

用瀬　澄雄《ようせ　すみお》。１７歳。 この春から３年生となる男子高校生だが、いまだに萌えキャラ缶ペンケースを使う痛い男であった。しかしながら石の上にも三年。萌えキャラに込める澄…

ある女の男への情念。 『月』企画参加作品。

一分と少しで読めます。

　幼い頃から、味覚と嗅覚が鋭かった主人公。彼は、料理人を目指して日々精進していたが、成人を機にお酒と出会う。しかし、そのせいで主人公は下戸であることが判明し、自分の欠点にのめり込…

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　二十首連作部門 あんのみのり「上座の君は駒箱をとる」 将棋棋士の日常を描きたいと思いました。 棋士には序列があり、序列の高い方が上座、低い方…

　時は二十ニ世紀。二十一世紀末期に発明されたアクティブスーツは人類の希望の星になり得ていた。 　アクティブスーツは期待を一身に背負い、災害を始め、医療、運送に介護と様々な人の役…

これは、希求の物語。 どんなに打ちのめされても、何度否定されようとも、たったひとつの望みに手を伸ばし続ける少年の物語。 彼の存在は、彼らの人生は、身に宿す力に縛られていた。 天…

氷のオデッセイ―――獅子を名乗る男が抱えるもの、背負うもの、成し遂げてきたもの、そして明らかになる氷神の秘密。 しかし長き過去も試合という現の前には一期の夢に過ぎず。 楽聖とすら…

古い道具には年月と共に人の情念が蓄積され、それが意思を持ったものが付喪神と呼ばれる。 容姿端麗だが口も性格も女癖も悪い大和御門は日本で唯一の付喪神狩として、付喪神を祓う能力者。 …