このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(136文字)
一冊の古本、一つの雑学。そんな何気ないきっかけから、当たり前だったはずの日常が音を立てて崩れていく。「カラス」という、誰もが知る存在が少しずつ世界から、そして記憶から消去されていく過程の描写が秀逸です。読み終えた後、ふと空を見上げて、そこに「黒い塊」がいないか確認せずにはいられなくなる。そんな、読後の余韻が恐ろしくも心地よい一作でした。
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