概要
大御所・徳川家康!汚名をそそぐため、再び三方ヶ原へ!
1616年、駿府城。
天下に泰平をもたらした英雄、徳川家康が薨去した。
彼の最期の瞬間、脳裏をよぎったのは、三方ヶ原での「脱糞」という最大の汚点であった。
(あっ、ワシ、脱糞したときの自画像、処分してない)
自画像を処分できぬまま息絶えたはずの家康は、なぜか1572年の浜松城へと舞い戻る。
そこで再開した酒井忠次から聞かされたのは、武田軍の本隊が浜松城を素通りしたこと。
三方ヶ原の戦い、直前の出来事である。
この歴史的大敗を回避すれば、尊厳を守れるのでは……?
知略と必死の我慢が交錯する、前代未聞の尊厳防衛戦記、開幕!
天下に泰平をもたらした英雄、徳川家康が薨去した。
彼の最期の瞬間、脳裏をよぎったのは、三方ヶ原での「脱糞」という最大の汚点であった。
(あっ、ワシ、脱糞したときの自画像、処分してない)
自画像を処分できぬまま息絶えたはずの家康は、なぜか1572年の浜松城へと舞い戻る。
そこで再開した酒井忠次から聞かされたのは、武田軍の本隊が浜松城を素通りしたこと。
三方ヶ原の戦い、直前の出来事である。
この歴史的大敗を回避すれば、尊厳を守れるのでは……?
知略と必死の我慢が交錯する、前代未聞の尊厳防衛戦記、開幕!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!過去の失敗も、今の自分をつくった大切な歴史
過去をやり直したいと思ったことは、少なからず誰にでもあるはず…。
そして、歴史に名を残した武将たちも、きっと同じように思ったことがあったのではないでしょうか。
本作は、天下人・徳川家康の、
「三方ヶ原で脱糞したという歴史を、なかったことにしたい」
という、切実でありながら、あまりにも“人間らしい”願いから始まります。
しかし、過去をやり直した先に待っている未来は、本当に今よりも望ましいものなのでしょうか。
武田軍の西上作戦、浜松城の構造、両軍の布陣や補給路。丁寧な歴史解説と、史実にはない展開を描く『歴史IF』ならではのロマンを交えながら、武将たちによる本格的な軍略の応酬が繰り広げら…続きを読む - ★★★ Excellent!!!徳川家康の死に戻りならぬ⚪︎⚪︎戻り
薨去の折、脱糞した自画像を残していることを恥じ、それを処分出来なかったことを悔い、それが起こった三方ヶ原の戦いをやり直し続ける、ジャンルとしては死に戻りの作品です。
何パターンも練り上げられた三方ヶ原if、合間に登場する家康と関わりのあった武将たちの豊かなキャラクター性もよく、すっきりとした筆致で読みやすく、日本史や軍略に詳しくない私でも楽しめました。
そして、上でジャンルとしては死に戻りと書きましたが、戻るきっかけが「死ぬ」ではないところが、なるほど…! 未練があるから戻るのでそれが戻るきっかけなのは極々理屈にあっているという納得感と同時に面白みがあり、これはユニークな設定だなと感心し…続きを読む