概要
最強の盾を張る少女と、大義を捨てた傭兵が黒雪の果てを目指す。
黒雪が降れば、村は地図から消える。
北方最前線で戦ってきた傭兵カイエルは、犠牲の上に築かれた王都の繁栄に背を向け、黒雪を祓うと噂される「浄化石」を求めて、再び北へ向かう。
だが王は言う。
「北に価値はない。大義のための小の犠牲は不可避だ」と。
国の正しさに刃を向ける旅路で、カイエルが出会ったのは、耳の聞こえない冠翼族の少女シエル。言葉の代わりに魔力の光で意思を刻み、無詠唱の盾で戦う、十四歳の天才魔法使いだった。
過去に囚われた傭兵と、声を奪われても明日を手放さない少女。不格好な「剣」と「盾」は、互いの背中を預け合いながら北を進む。
旅を続けるほどに、彼らを待ち受けていたのは魔物だけではない。王都が隠し続けた真実と、誰かの犠牲でしか咲かない平和――その残酷な仕組みそのも
北方最前線で戦ってきた傭兵カイエルは、犠牲の上に築かれた王都の繁栄に背を向け、黒雪を祓うと噂される「浄化石」を求めて、再び北へ向かう。
だが王は言う。
「北に価値はない。大義のための小の犠牲は不可避だ」と。
国の正しさに刃を向ける旅路で、カイエルが出会ったのは、耳の聞こえない冠翼族の少女シエル。言葉の代わりに魔力の光で意思を刻み、無詠唱の盾で戦う、十四歳の天才魔法使いだった。
過去に囚われた傭兵と、声を奪われても明日を手放さない少女。不格好な「剣」と「盾」は、互いの背中を預け合いながら北を進む。
旅を続けるほどに、彼らを待ち受けていたのは魔物だけではない。王都が隠し続けた真実と、誰かの犠牲でしか咲かない平和――その残酷な仕組みそのも
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!独特で面白い
まず黒雪の存在が不気味で印象に残りました。物語全体に不穏な空気を乗せている感じがして良いと思います。
シエルに関しては、冠翼族という設定もあって翼が生えており
レンが作中で、羽は「幸運を呼ぶ」といった意味合いのことを語っていたのもあり、シエルの存在自体がどこか特別に感じられます。
多くを語らないキャラクターでありながら、可愛らしさがしっかり伝わってくるのも魅力だと思います。
また、冒険には危険が付き物で、ハラハラする場面もあり、その緊張感があるからこそ物語がより面白く感じられました。そうした中で、レンがシエルに対して常に気を配っている様子も良かったです。紳士的な人物であるだけに、明かされた…続きを読む