概要
第12回 角川文庫キャラクター小説大賞 最終選考作品
生まれつき白い瞳の芳寧《ファンニン》は、茶馬道脇の小さな村で茶師の父と二人で暮らしている。馬店(宿)で旅人や従業員に茶を淹れる仕事をしながら、自立の道を歩んでいた。花祭りの夜、彼女は暗い路地に引き込まれ、逃げる途中で殺人現場に出くわしてしまう。その場にいた男に「誰にも言うな」と脅され、意識を失う芳寧《ファンニン》。馬店で目を覚ました翌日、井戸端に現れた男がいた。その声の主は...。
「小説家になろう」にも投稿しています。
揚二公子の番外編は、こちら
(本便のネタバレはありません)
→ https://kakuyomu.jp/works/2912051598917172076
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(本便のネタバレはありません)
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!白い霧の向こうで、少女は自分の人生を選ぶ
白い瞳を持ち、過去の記憶を失っている芳寧。そんな彼女が殺人事件に巻き込まれ、謎の鏢師・陸峰や茶商の青年・揚易棠と出会うことで、少しずつ自分自身の過去と向き合っていく物語です。
事件や茶馬道をめぐる謎も面白いのですが、何より印象に残るのは芳寧という少女が、物語の中で少しずつ変わっていく姿。
自分の出生も、母のことも知らずに生きてきた彼女が、誰かを疑い、誰かを信じ、守られるだけではなく自分から大切な人を守ろうとする。そして最後には、自分が何者なのかを知ったうえで、自分自身の未来を選ぼうとする。
特に陸峰との関係が魅力的です。最初は事件の容疑者として警戒していた相手が、旅や事件を通して少しず…続きを読む