視差小説が大好きなので、とても楽しく読ませていただきました。リアリティのある描写だからこそ、現実では体験できない双方の視点が魅力的で、読後には物語の幸せな続きを想像してしまいました。爽やかで素敵なお話でした。
月曜日の昼下がり、コインランドリー。ただ洗濯機が回るのを待つだけの、本来なら空白であるはずの時間に起きた、ほんの小さな出会いの話です。乾燥機から出したばかりのタオルのように、ふっくらとした読後感。「恋」と呼ぶには淡すぎて、けれど「他人」と呼ぶには温かい。劇的なことは起きないけれど、日常がちょっとだけ愛おしくなるような日常短編です。
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