概要
人はなぜ、壊れたものにだけ心を許せるのだろう。
ルーメリア聖王国を統べる最高神アルディオスは、永遠の時間を、ただ俯瞰し続けていた。
過去も、未来も、等しく価値を持たない。
世界はただ存在しているだけのもの。
そんな神の世話係に任命されたのは、どこにでもいるはずの、一人の少女――エマ・フィレーナ。
花を飾り、紅茶を淹れ、時に神に意見し、時に怒りすらぶつける。
取るに足らないはずの存在。
けれど彼女は神の静寂に、確かな音を残していく。
永遠を生きる神と限りある時間を持つ少女が、隣に在り続けた記録。
でたらめで、かけがえのない日々の物語。
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