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概要
同じ顔、違う熱。鏡合わせの双子が綴る、名前のない十二ヶ月の「あわい」。
織倉結(おりくら ゆい)と織倉 絃(おりくら いと)。 同じ顔をして、同じ声で笑う、ふたりの少女。
洗面台に並んで髪を整える朝。
一本の傘を分け合って、肩を濡らした六月の雨路。
お風呂上がりの熱を逃がす、ドライヤーの風。
こたつの中で迷路のように絡まる、足先のぬくもり。
どこまでも似ているけれど、決して重なり合うことのない鼓動。
移ろいゆく季節の中で、ふたりは互いの内側にある、自分とは違う「熱」をそっと拾い集めていく。
「二人がこんなに仲が良いのって、双子だからじゃないよね」
友人の智世が投げかけた、何気ない言葉。
同じであることの安堵と、他者であることの愛おしさ。
その境界(あわい)を、一針ずつ丁寧に綴るように。
これは、鏡合わせのふたりが、ただ隣にいることを選び直すための一年間の物語。
洗面台に並んで髪を整える朝。
一本の傘を分け合って、肩を濡らした六月の雨路。
お風呂上がりの熱を逃がす、ドライヤーの風。
こたつの中で迷路のように絡まる、足先のぬくもり。
どこまでも似ているけれど、決して重なり合うことのない鼓動。
移ろいゆく季節の中で、ふたりは互いの内側にある、自分とは違う「熱」をそっと拾い集めていく。
「二人がこんなに仲が良いのって、双子だからじゃないよね」
友人の智世が投げかけた、何気ない言葉。
同じであることの安堵と、他者であることの愛おしさ。
その境界(あわい)を、一針ずつ丁寧に綴るように。
これは、鏡合わせのふたりが、ただ隣にいることを選び直すための一年間の物語。
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