概要
ーー怪異
この世界には決して表には現れず、闇の向こうから牙を剥く奴らが存在する。
奴らは時として、人を己の巣に引きずり込む。
奴らは時として、平穏な日常を無遠慮に侵食する。
日陰で眈々と牙を研ぎ、人の喉笛を食い千切ろうと、その機を狙っている。
そんな奴らに対抗するにはどうするか。
お経を読む? 御札を貼る? 塩を撒く? 神に祈る?
ーー全て、違う。
奴らに対抗する手段は、単純明快ただ一つ。
塩を握り締め、ただ、殴り倒すのみ。
奴らの「法則」を崩し、「仕様」の穴を突き、日陰に隠れる臆病者共を現世に引き摺り出す。
「ビビったら負けや」
今日も今日とて怪異探偵事務所、所長の笹原杏子は理不尽な怪異達をその拳で分からせる。
これは、常識に囚われない
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!個性豊かな主人公と緻密な怪異描写が光る、続きが読みたくなる傑作!
怪異探偵事務所というタイトルの通り、オカルト×ハードボイルドの組み合わせが絶妙で、笹原杏子というキャラクターが特に魅力的。
スーツ姿の美女でありながら競馬雑誌にタバコ、そして徒手空拳で怪異をぶっ飛ばすという、一見相容れない要素が自然に同居していて、読むほどに「もっと知りたい」と思わせてくれる。
一人称視点で語られる蓮の恐怖→救済→好奇心という感情の流れも丁寧で、読者がスムーズに物語へ没入できる構成になっている。
怪異の「ルール」や「バグ」を論理的に解体していくくだりは特にスリリングで、ホラーでありながらパズル的な面白さも兼ね備えている。 - ★★★ Excellent!!!僕は、お姉さんのように強くなりたい
私は、頼もしいお姉ちゃんキャラが好きだ。仲間を守るために圧倒的な力で襲い掛かる脅威達を物理的に吹っ飛ばし、ボコボコにした敵を踏みながら豪快に笑う女性キャラが大好きだ。そして、本作にはそんなお姉ちゃんがいる。杏子姉さんだ。
本作は、怪異ものでありながらホームドラマ的な要素を孕んでいるようにも見える。ヤニカスで競馬大好き、そして強くて頼れる杏子姉さんの背中に憧れる主人公の姿は、何とも応援したくなる。時には呪いの人形の謎に挑んだりヤバい怪異の巣に引きずり込まれたり、恐ろしい目に遭うことだってある。それでも、彼は怪異探偵として、次々と舞い込む怪異の依頼に挑んでいく。憧れの彼女に追い付くため。そ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!【本邦初公開】これが、怪異退治の現実です!
所長である笹原杏子が、問答無用で怪異をなぎ倒す爽快バトル小説!
――と思いきや。
絶体絶命の連続で、怪異退治は常に命懸け!
怪異は一筋縄ではいかない!
助手がいきなりピンチ!
敵が尋常じゃなく強い!
ハードでシリアスなバトルが繰り広げられます!
それでも、しっかり準備して、手順を踏んで、きっちりカタを付ける!
そして、最後はやっぱり挫けない心が物を言う!
戦の後は、ゆるめの日常回で癒される……
そんな作品です!
◆◆◆
所長である笹原杏子さんのキャラクターがさっぱりしており物語がよいテンポで進みます。
また、コメディとシリアスがいい塩梅で配置されており、シリアスに寄り…続きを読む