概要
差出人は十二年ぶりの幼馴染・柚木亜瑠花。「魔女になった」という彼女は、玲也の身に迫る危険を感じ取り、彼を守るために帰国すると告げる。
永遠の黄昏に閉じ込められた街。
玲也の心臓を巡る、七つの怪異。
そして、圧倒的な魔力を持つ魔女との邂逅。
人形と呼ばれた美貌の青年と、千年の孤独を生きる魔女の、欠落した魂が呼び合う。
炎の心臓を巡る、暗黒のファンタジー。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!魔女と歩む道は暗黒の中へ。闇と混ざり合うその炎は誰の手に。
正統派ダークファンタジーです。怪奇的な話の不気味さと、主人公たちのバトルが面白かったです。
怪奇ものなどで見られるロジックバトルよりも、ファンタジーバトル寄りなので、戦闘シーンがわかりやすいです。
あと「ルビ」と、それを構成する言葉が秀逸です。まさに魔法の呪文です。
慢性厨二病罹患者である私に刺さりました。主人公の設定もぶっ刺さってます。
物語の展開も面白く、「まさかのあの人がそんなことを⁉」「ヒロインがこんなことになっていいんですか⁉ ダークファンタジー過ぎるのでは⁉」「あんたが味方になるんかい!」 といった展開が目白押しです。また、敵のレパートリーも豊富です。
作品自…続きを読む - ★★★ Excellent!!!触れれば奪う、奪えば壊れる 炎の騎士と魔女の距離
日常の軽やかな会話から始まりながら、怪異へと静かに滑り込む構造がとても巧みだと感じました。
緩めて、落とす。その呼吸が安定しているからこそ、不穏が深く沁みる。
アンデルセンを“悪魔”として扱う発想も、単なる装飾ではなく、「人の業を蒐集する存在」として物語の核にきちんと組み込まれている。
設定を見せるのではなく、機能させているところに設計の強さを感じました。
説明の引き算も印象的です。
言い切らない。回収しすぎない。
それでも読者は置いていかれない。
情報の出し入れを理解している書き手だと思います。
そしてやはり、レイとアルカの距離。
同居し、軽口を叩き、肩が触れそうな距離で共闘しなが…続きを読む - ★★★ Excellent!!!英語の詠唱がマザーグースの歌みたいーーだけど、空耳アワーって知ってる?
What time is it now?(今は何時ですか?)→「掘った芋いじるな」
I surrender.(私は投降します)→「愛されんだぁ」
空耳アワー検索すると出てきます。
Wikpediaより。
とまあ、こんなんじゃなく。
「センボンザクラ Saint Born The Color」のように、
英語の詠唱が空耳的に日本語でも詠唱になってるのにびっくりしました。
作者の独特な世界観に脱帽します。
巫女、魔女、祝詞に九字切り、魔法詠唱――出目金魚が入り乱れる世界観。
主人公無双だけでなく生霊母も含め周辺のキャラクターも魅力的です。