概要
「神様なんぞおらんで! ここにおるのは通りすがりの美人な狐や」
桃色の髪、不敵な笑み、そして隠された九つの尾。
湖畔に佇む廃神社を根城に、自由人を貫く【春魅狐《はるみこ》キキ】――
彼女の正体は、千年の孤独と熱狂を知る――この世で最も美しく、最も危険な妖狐だった。
物語は、彼女が気まぐれに投じた「小さな優しさ」が、数十年という時を超えて一人の人間の運命を救い出す、静かな夜から幕を開ける。
だが平穏な日常の裏側では、現代の歪みが「怪異」となって侵食し始めていた。
不可解な怪異を追う――特殊な組織に属するT・Kと、理《ことわり》を超えた力を持つ最強の妖狐。
相容れないはずの二人が夜を駆けるとき、隠されていた世界が、極彩色のミステリーとなって暴き出される。
「妖狐キキ」のモデル
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!最強、最美、最危険――思わず「姐さん」と呼びたくなる廃神社の主!
最強の九尾。
神すら相手取り、
怪異をねじ伏せ、
戦国の世さえ涼しい顔で歩いてしまう妖狐・キキ。
――そんな彼女が、現代の怪異をぶっ飛ばす物語。
そう思って読み始めました。
もちろん、バトルは凄まじい。
神。
呪い。
異界。
概念。
「それ、どうやって倒すんですか!?」
そう叫びたくなる相手すら、キキは真正面からねじ伏せていく。
けれど――
最後まで読み終えて、一番胸に残ったのは、
彼女の圧倒的な「強さ」だけではありませんでした。
読み進めるほどに見えてくる、
キキのもう一つの顔。
怪異を前にした時とはまるで違う、何気ない言葉や仕草。
誰かと飯を食うこと。
くだらな…続きを読む - ★★★ Excellent!!!九尾の狐、完結ロス
コンビニ通いをするピンクヘアの女の子の正体は、最強の九尾の狐。怪異と戦う物語。
「九尾の狐」で検索し、この小説に出会いました。流れるような文、世界観、面白さに「これ読めるなら、本、わざわざ買わなくていーや」と思いました。
20話のキキの尻尾がトラス構造になる場面が好きです。頭の中では実写版が展開されました。廃リゾートマンションも、才蔵も、全部いいです。もれなく頭の中では実写化されております。
かっこいい文章の一部をAIに入力してみました。「これ以上、ブラッシュアップできないでしょ?」という気持ちで。文のリズムや時代の混在のスパイスを全く失った、劣化したものが出力されました。文も魅力的な…続きを読む - ★★★ Excellent!!!滋賀名物、西川アニキ、ひこにゃん、妖狐キキ。ピンクの美女は優しく切ない
キキは、ピンクの髪にホットスナックを愛する美女。
その正体は、千年の時を刻んできた最強の九尾の妖狐です。
栗東のコンビニ駐車場にいそうなフランクさと、大妖怪としての圧倒的な威厳を同居させた、不思議な魅力を持っています。
怪異を豪快に一蹴する一方で、その瑠璃色の瞳の奥には、人間の一生を瞬きと捉える長き孤独の影が。
このギャップが、読者の心を強く惹きつけます。
軽妙な語り口で笑いを誘う一方、情景は美しく、情緒豊かな描写が物語に品格を与えています。
未練を抱えた怪異や死者に、粋で少しお節介な救いの手を差し伸べるキキ。
彼女は決して過去を否定せず、ただその凍りついた心を優しく溶かし、明日へ進…続きを読む - ★★★ Excellent!!!怪異をぶっ飛ばし、コンビニへ! 人情派最強妖狐キキが駆ける現代奇譚!
この主人公、とにかく強い。そしてよく食べる(笑)
春魅狐キキは、琵琶湖の廃神社を根城にする千年越えの九尾の妖狐。
現代に現れる怪異を豪快にぶっ飛ばしたかと思えば、次の瞬間にはコンビニでホットスナックを爆買い(笑)
神様と酒を飲み、秘密組織のエージェントまで振り回していきます。
圧倒的な強さでスカッとさせてくれる一方、亡くなった人の未練や、ずっと止まったままの誰かの心には、さりげなく手を差し伸べる。
強くて自由で、お節介で、食いしん坊。
そんなキキを追いかけているだけでも楽しい、笑えて時々ほろりとする和風オカルト・アクションです!