名のある刀匠が、孫のために作ってやった包丁。 大根。ニンジン。じゃがいも。 その包丁でざくざくと切ったごろごろ野菜のような文章。 わかりにくくて恐縮だが、本エッセイを読んでいて、そんなイメージが浮かんだ。 努力を無下にするつもりはないが、やはり、筆力というのは才能によるところが大きいように思う。 淡々と書いているが、それだけではない『何か』がこの作者の文章にはある。
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