冒頭の侵蝕種の行軍描写が圧巻で、世界規模の厄災が迫る重厚感を強く感じた。特に「安寧は脆く、容易に崩れ落ちる」の一文が物語全体の空気を象徴していて印象的。会議シーンでは、侵蝕種という外敵だけでなく、種族間の不信や歴史的なしこりが浮き彫りになり、単純な戦争ものではない政治劇としての魅力も伝わってきた。シュンテとスノールの対立、そしてヴァレイアノードの静かな威圧感がキャラクター性を際立たせている。世界観のスケールが大きく設定も濃いので、今後それぞれの種族や過去の歴史がどう明かされるのか期待が高まる導入だった。
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