40話 プロポーズと幸福指数MAX

春の柔らかな日差しが差し込む午後、二人は穏やかなリビングで向かい合っていた。

——今日、この瞬間を迎えるために、長い年月をかけてR=信頼、H=協力度、M=会話の質、P=感謝を積み上げてきた。


「綾音…今日は、大事な話があるんだ」

智鶴は少し緊張しながらも、真剣な眼差しで綾音を見つめる。


綾音も呼吸を整え、少し微笑む。

「うん、聞くよ」


リビングの窓からは、春の光が二人の姿を柔らかく照らしている。

——幸福指数を最大化する最後の瞬間が、今ここにある。


智鶴は膝をつき、両手で綾音の手をそっと握る。

「綾音、僕と…これからもずっと、一緒にいてくれますか?」


綾音の目が大きく見開かれる。

——R=信頼が最高潮、P=感謝も自然と溢れる瞬間。


「智鶴…もちろん、ずっと一緒にいたい」

涙を浮かべながら、綾音は微笑む。

「あなたとなら、どんなことも乗り越えられる」


二人は自然に抱き合い、静かな幸福に包まれる。

——S=スキンシップも最高、C=会話も完璧に心を通わせ、T=思いやり、F=一緒に過ごす時間、すべてが満たされる。

恋人指数・夫婦指数・幸福指数、すべてが最大値へ。


窓の外、桜が風に揺れる中、二人はゆっくりとお互いの存在を確かめ合う。

「これからも、ずっと二人で歩こうね」

「うん、どんな未来でも、一緒に」


小さな誤解も、日常の積み重ねも、すべてが今の幸福につながっていた。

——夫婦の方程式は完全に完成した。


智鶴と綾音、二人の手は離れず、目には信頼と感謝の光が宿る。

——これからの毎日も、二人で積み上げる幸福の方程式は続いていくのだ。


夕暮れの光に包まれ、二人は静かに未来を誓い合う。

——今、幸福指数はついにMAXに到達した。

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