「未知」と「無知」の間には

🌸春渡夏歩🐾

知りたいという気持ちから

『未知』という言葉から、連想するものは何でしょう。


 有名な遭遇するSF某映画?

 深海や宇宙といった未知の世界?


 新しい発見でワクワクする、というイメージがありますね。


「未知」の反対語は「既知」です。

 既に状態が「既知」です。


 一方で、「未知」はまだ知らないことです。存在は知っているけれど、到達していないもの、手に入れていないこと、実現していないという状態です。

 つまり、「未知」とはことです。

「未知」は「既知」に変わることができます。


「未知」とよく似た言葉には「無知」があります。こちらはあまり良い印象を受けない言葉だという気がしますね。


 無知とはことです。

 本来、知っていなければならない「知」について、知らないままでいるという状態が「無知」です。

「知」のことからはじめる必要があります。


「知ること」は、「無知」から「未知」へ。「未知」から「既知」へと変化していくのですね。


 もうひとつ「不知」という言葉もあります。「不知」とは、ことです。

 仕事や生活をする上で関わらない、もしくは関わる必要のない「知」について、「知らない」ことは何も知る機会がなく、知らないままとなります。


 誰しも仕事や生活をする上で、本来、知っていなければならない「知」という対象があります。

 一般社会で生きていくために必須のこと、職業上で必要なことを教えるのは、育てる側の責任だと思います。

 知識や経験の不足を一方的に責めるのは、違うという気がします。


 さて、「未知」に関連する言葉を調べてこの文章を書くとき、私はウェブ辞書を使いました。

 最近の学生の皆さんは、紙の重い辞書を何冊も持ち歩くことはないのでしょうか。電子辞書、ネット検索、あるいはAIを便利に駆使して、紙の辞書の引き方を知らない世代もありそうですね。

 紙の辞書は、数少ない信頼できる情報源のひとつだと考えていますが、残念ながら目まぐるしい変化には追いつくことができません。


 現代では、世の中にたくさんの情報があふれています。誰でも発信できます。

 SNSのタイムラインは、自分と同じ考えや好みのものが集まってくる仕組みなので、異なる意見の存在をつい忘れがちとなります。

 新しいこと、早いこと、声の大きい意見、多くの人が持つ考え方、流行っていること……必ずしも正しいとは限りません。

 

 膨大な情報を得ることは簡単になりましたが、まず情報が正しいかどうかを判断するところから、はじめなければいけなくなりましたね。


「知らなければ良かった」と思うことがあるかもしれません。

 けれども、「知ること」で何かできることが増えるかもしれません。


 歳を重ねても、知りたい、知ろうとする気持ちを失いたくないと思います。

 新しいことを知るのは、ワクワクしませんか。「未知」に向かって、前に進んでいきたいです。

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