田舎

勝利だギューちゃん

第1話

芸能人がいきなりやってきて、「泊めてください」というのがある。


詳しくはわからんが、なかなか面白い企画だとは思う。

詳しくはわからんが・・・


その日の夜に玄関の呼び鈴がなる。

ドアを開ける。

玄関には、ひとりの女の子が立っていた。


だれだろう?

見たことあるような?

まあ、いい。


「すみません。道に迷ってしまって。今晩泊めていただけませんか?」

僕も一応は男性。

男性をみて泊めてほしいとは、相当疲れ果てているんだな。

〈そう、とっておこう〉


「いいよ。泊って行きなさい」

「ありがとうございます」

女の子を招き入れる。


「本当に、すみません」

「ここらあたりは、何もないからね。ゆっくりしてって」

「はい」


幸い一部屋空いている。

そこに泊まってもらう。


「お風呂わいているから、入って。その間にご飯と着替え用意しておくから」

「ありがとうございます。あのう・・・」

「何?」

「覗かないでくださいね」


のぞかねーよ。


彼女がお風呂から上がって、一緒にご飯を食べた。

人とご飯を食べるのっていつ以来だろう?

家族がいたら、こんな感じかな?


翌朝、包丁の音で目が覚める。


「すいません。起こしました?」

「いいけど。どうしたの?」

「何も出来ませんが、一宿一飯のお礼です」

「気を使わなくていいのに」

「いいえ、このくらいは・・・」


彼女の手料理を食べる。

なかなか、美味しかった。

自分以外の料理を食べるのって、久しぶりだな。


数時間後、彼女は頭を下げて帰って行った。

テレビカメラはなかった。


隠し撮り〈犯罪〉なのか?

ガチなのか?


それは、どうでもよかった。

しかし、彼女は誰だったんだろう?


まっ、どうでもいいや。


『もしもし』

『任務ご苦労。どうだった?」

『ええ。なかなかいいひとでした。ただ』

『ただ?』

『まじめすぎますし、優しすぎますね』

『それは、心配だな』

『ええ、でも楽しくやっているみたいです』

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田舎 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu

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