概要
売るという事は買うという事。夢屋とは——枕と対価に夢を売る商いでして。
その者に極上の睡眠を齎す枕、つまり人生に於いて最も適した枕を持って行けば、好きな夢を見せてくれる「夢屋」という店。ひょんなことからその店に関わり合いを持つことになった僕は、日々眠りを妨げる悪夢からの解放の為、最上の枕を探していくことになる。聞くに「夢屋」というのは、個人に適してさえいれば、例え枕の体を有していない枕であっても夢を提供してくれるらしい。
そしてそれは、僕にとって人間の脚であった。僕は、夢を得る為に、彼女達の脚を悉く切り落としていくのだが——。
そしてそれは、僕にとって人間の脚であった。僕は、夢を得る為に、彼女達の脚を悉く切り落としていくのだが——。
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