HO.紡がれる命
【HO.3】
貴方は十数年前に心臓移植をうけている。
本来なら助からなかった命、それでも貴方は生きている。
それは必然か、はたまた偶然に過ぎないのか.....
必須条件:職業を<記者>にする。
推奨技能:<幸運 >,< 聞き耳 >
(ここから秘匿)
貴方は助からなかった。いや、助かるはずのない命だった。
だが、不幸中の幸い....不幸中の不幸ともいうべきだろうか。
当時付き合っていた彼女が人身事故に巻き込まれて植物状態になってしまったのだ。彼女は心臓移植のドナーに登録していた。
貴方は思い出す。約2週間前に彼女が「心臓移植のドナーに登録したい」と言って、貴方と喧嘩になり会っていなかったことを。
なんという皮肉だろうか。反対していた意見が結果として自身の命を紡ぐものになるとは。
貴方には時間も、選択の猶予も残されていなかった。
貴方は、彼女と共に生きる選択をした。
手術は成功した。貴方は生涯を彼女と生きることになったのだ。
それから二年の時を得て、貴方は記者になった。
貴方は、記者としての仕事をしている時に「外なる神の副王 ヨグ=ソトース」に関する記事を見つける。
そして、ヨグ=ソトースが死者を蘇らすことができることも知った。
これは果たして偶然なのだろうか、ともかく貴方は最愛の彼女にもう一度会いたいという思いだけで、ヨグ=ソトースに関する記事を狂ったかのように集めだした。
貴方の目的は【最愛の彼女を「蘇らす」こと】
(ここでPOWを6にする)
Funus 秋霧 翠雨 @yorug
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