以前から疑問だったのですよ。
作者SB亭moya様の汲めども尽きぬアイデアの源泉はどこにあるのか。
ただのキテレツ奇想天外なら、あるいは乱発もできるかもしれません。
ところが、どの作品にも妙なリアリティがある。
どうなってるの?あたまおかしい(最上の褒め言葉です)なあ、と。
こちらのエッセイを拝見しまして、少しだけ謎が解けた気がします。
おそらく作者様は活字や映像からだけではなく、アイデアの種の多くの部分を多種多様な人々との出会いの中から取り出しておられるのではないでしょうか。
まあ、それさえ作者様の一端でしかないのでしょうけれども。
謎の多い謎作家、謎のSB亭moya様のお人柄を垣間見ることのできるこのエッセイ、ぜひご覧頂きたいと思います。
ぜひぜひ。
この「とある日常」がとってもエキサイティングで、心を惹かれてなりませんでした。
主人公(作者)はとある「劇場」でスタッフとして働く。
そこは劇団の公演などが主に行われるところだけど、時には有名な俳優さんだとか演出家だとかもやってくる。
そして「スタッフ」だからこそ垣間見てしまう「彼ら」の素顔。イケメンな俳優は中身まで本当にイケメンだったり、時には「すごくがっかり」な大御所さんがいたり。
彼らも人間。であるからこそ、「舞台裏」ではどんな姿を見せるものなのか。
そんな素顔の彼らとの交流。そして「思わぬ場所」で語らえる機会が得られることにもなるサプライズ。
日常なんだけど、どこか特別でエキサイティングな日々。世の中には「こんな場所」もあるものなのだとしみじみと引き込まれる、とても楽しいエッセイ作品です。
SB亭さんの多分初めてのエッセイ集。不条理でないもの、フィクションでないものを書くのは信条に反すると考えていた作者が、なぜかあえて挑戦したらしい。
職場である劇場での、芸能人の話題。もう、この時点で数万歩リードしてるじゃん!ずるい!
芸能人なんか、九州の田舎者には雲の上の存在。その芸能人と、作者が袖振り合うも他生の縁で、ちょっとしたやりとりをした経験談です。
わぁ、作者が惚れたこの爽やかイケメン俳優って誰だろう、とか、このキレる演出家って誰だろうなどと想像を膨らませながら読んでいました。
知られざる芸能人の裏の顔を、名前は伏せているが語ってくれるエッセイ集、是非読んでみて『わぁ、誰々?知りた〜い』を共感してください!
そして、大勢の影のような存在が華やかな舞台を支えているんだなぁという事を実感してください!