戦争末期の圧迫されたような空気感のなかで描かれる切ない物語。 暗号を残す方法の巧みさに唸りました。 そして結末の意外さにも息をのみました。 悲しいけど美しい物語でした。
2020/12月からカクヨムで書き始めました。書くものは、お馬鹿なコメディが多いです。 まだ、どうしていいかよくわからないので、失礼な事をしてしまったらごめん…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(239文字)
まず落ち着いた筆致に驚きました。これは完全に文芸ですね。書籍文芸に慣れた私にはふるさとに帰ってきたような安心感。そして一つ一つの単語や雰囲気が「知っている人」しか書けない空気をまとっています…続きを読む
日本の少し前の時代を描くことに長けた作者による掌編ミステリー。 そこに秘められたのは誰宛のどのような意味なのか。 既に終わりを告げた戦争の果てに見つけた言葉に、きっと息を呑むことでしょう。 …続きを読む
時は戦時中。佐々木は、兵士の遺品整理に明け暮れている。そこに見覚えのある名前を見つけることになる。山崎中尉。沖縄方面に向かい、未帰還。功により、海軍大尉に任ず。しかし、彼の遺品に…続きを読む
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