母の日記

さすらう

母の日記

これは、母方の祖父母の家に行った時に見つけた日記のお話。

 この日記は、母が小さい時に書いたものである。小学生くらいの字のようだ。日記の内容を読んでみる。以下のような内容が書いてあった。

 

 1週間くらい前に、私の、おばあちゃんが死んじゃいました。その次の次の日くらいに、怖い夢を見ました。昨日も見ました。連続で見ています。

 夢では、おばあちゃんが出て来ます。近所の大きい公園で、遊んでいると、怖い顔して見てきます。怖いので、近寄らないでいると、「こっちさ来い」と言います。怖いので逃げました。おばあちゃんが怖い顔で追っかけて来ます。思うように走れません。地面が滑るように感じます。何とか、土手まで逃げました。いつもの木(いつも登って遊ぶ)に、登りました。おばあちゃんは、木の下で、笑顔になりました。「こっちさ来い」と言いました。

 私は、怖いので、嫌だと言いました。そうすると、おばあちゃんが登って来ようとします。

そこで目が覚めました。この夢を、3日間連続で見ています。怖いです。

 

 このような日記を見つけ、内容が気になったので、母に聞いた。

 日記を書いたのは覚えていなかったが、やはり、日記のような夢を何回も見たそうである。その後、徐々に夢に出てくる頻度が減ったそうである。

 何十年も前のことだが、今だに覚えている夢だそうだ。夢なんてすぐ忘れてしまうのに。

母は、その後、「ついて行ったら、どうなってたんだろう」とボソッと言った。

 私は、ゾッとした。

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