不気味と可笑しさが同居する、最高の問題作!

読み始めた瞬間に「え!? そう来るの!?」と度肝を抜かれた短編。
ホラーの不気味さ、ブラックコメディの軽さ、不条理ファンタジーの奇妙さ……
その全部が絶妙な温度で混ざり合っていて、一度読み出すと止まらない。

空気は確かに怖いのに、どこか可笑しくて、なのに妙に切実。
独特の語りとテンポで、読者の感情を強引に引きずり込んでくる。

“問題作”と言いたくなるほど尖っているのに、しっかり面白い。
こんなジャンルの境界線を自由に飛び越える作品、めったに出会えません!

くっそ……今後、自分がレビューを書くのは“ほんとに好きな作品だけ”にするつもりだったのに……
いや、面白いんだよ……面白いのは事実なんだよ……!