拝啓、私の宝物を奪った皆様へ

後書き

　そろそろ短編を一本書きたい。

　そう思った当初は、もっとコメディ感の強い話が頭の中に有りました。

　ですが長編連載である天狗姫を書きながら昔のアニソンメドレーを流していると、ヒロイン達が揃いも揃って私の癪に触った作品のオープニングが流れて来まして、このままでは天狗姫の連載を想定通りに書けないと判断し、ストレス発散の為に書かせていただきました。

　本当は京紫朗や雲雀が精神的にボロボロにされてく所や、ヒロイン達を地獄に叩き落として痛めつける所をもっと細かく書きたかったです。

　が、それをするとカクヨムに投稿できるか怪しく思いましたのと、読後にご飯が食べられなくなると懸念して省きました。

　面白いと思っていただけましたら、⭐︎や応援・コメント、また私の他作品も是非読んで下さい。

　下記、今回の登場人物の設定を少〜しだけ載せました。

　キャラ設定(プチ)

【主人公】

　豊咲　空

　銀髪に白群色の目の美少女。妖精のように整った顔立ち。背は149センチと小柄だが、非常にほっそりとした綺麗な体型。

　官僚の父から香峯高校の特級進学科の話を聞いて興味を持ち、頭がかなり良かった為受けたら受かった。

　冷静沈着で計算高く、感情の起伏は激しいが隠すのが上手。片割れの凛の存在が恐らくそれまで歯止めをかけていたが、この度凛の死によって狂気じみた行動も自然にこなすくらい人間性が壊れた。

　京紫朗の事は作中ではさほど好きでは無い様子だったが、実は誰もいない所では「京ちゃん」と呼ぶくらい砂糖な対応だった。

【双子の妹】

　豊咲　凛

　黒髪に金の瞳の美少女。空はあまり似ていないと思っているが、色素と身長以外は他人が見たら姉妹と一発でわかるレベルで似ていた。身長157センチで少し空より大きい。

　空と一緒に父から香峯高校の話は聞いていたが、そこまで興味は示さなかった。しかし空と離れるのが嫌だった為受験し、案の定玉砕する。

　明るく元気で前向き。頑固で感情をストレートに出すが、周囲を巻き込む純粋さと行動力がある。

　天堂達に従ったのは、雲雀と京紫朗を窮地に追いやらない為だった。

【転生モブ】

　辻村　琥太郎

　白灰色の髪に藤色の目の少年。

　実はとても整った顔立ちをしているのだが、光に溶けそうな程色素が薄いため周囲に認識されにくい。そして本人も目がそこまで良くないため気づいていない。背は168センチ、とても本人は気にしている。

　控えめで周囲の行動を冷静に見る傍観者。表情や行動に出る事は少ないが、理性的で優しい。空のせいで少し冒険心が生まれた。