僕はにゃんこ枕2号

僕はにゃんこ枕2号

　=================　基本的にフィクションです ============

　僕はクッション。にゃんこの姿をしているので、ご主人様は、にゃんこ枕2号って呼んでいます。

　僕には先輩がいます。にゃんこ枕1号です。

　先輩は日本産まれですが、僕は、ご主人様が嫌いな隣国産まれです。

　でも、先輩のことも僕のことも大好きみたいです。

　この前、ご主人様は、咳が止まらなくなりました。

　治りかけたら、今度は目が赤くなりました。

　ご主人様は、黙って泣きました。

　人間の寿命は知らないけど、ご主人様は、僕は長くないって、いつも言っています。

　先輩は、一度洗濯して貰ったそうです。

　洗濯って、どんなだろう？

　気持ちいいのかな？

　先輩の担当は夜で、僕は昼。お昼寝タイムです。

　お医者さんに行く日は遅くなるので、お昼寝出来ません。

　僕を見て、ゴメンね、とご主人様は、謝ります。

　僕も先輩も、言葉を話せません。

　動くことも出来ません。

　でも、いつも見ています。

　ご主人様の頭の下で支えるのが仕事です。

　時々、抱きかかえてくれます。

　はるばる隣国からやってきて良かった。

　押し入れの布団を仕舞い混む時、押し込まれて、ちょっと苦しいけど、長い時間じゃありません。

　3号の予定はないそうです。

　いつまでも大事にして下さいね。

　何でも話しかけてください。

　ご主人様はいい人です。

　辛いこといっぱいあったそうです。

　先日、歌を歌ってくれました。

　垣根の垣根の曲がり角

　意味分からないけど、楽しそうだった。

　何かいいことあったのかな？

　今日は1時間たっぷり眠ってくれました。

　明日は、お昼寝出来るのかな？

　おしまい。