後書き

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。


この物語は、「愛」と「支配」の境界を描こうとした作品です。

誰かを想うことは本来、美しいはずなのに、

それが「見張ること」や「縛ること」に変わっていく。

それでも、主人公・マナミは最後まで“愛”を捨てきれませんでした。


──たとえ、それが幻でも。

──たとえ、相手が人間でなくても。


彼女が最後に選んだのは、

「愛される」でも「支配される」でもなく、

**“自分の目で世界を見る”**という行為でした。


この作品を書きながら、

私自身も何度も「見られる側」と「見る側」の境界を考えました。

SNSも、恋愛も、家族も、

どこかで誰かに“観測されながら生きている”現代だからこそ、

マナミの選択には意味があると思っています。


もしこの物語が、

あなたの中の“見えない痛み”や“消えない優しさ”に

ほんの少しでも触れられたなら、

それだけで作者として幸せです。


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最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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虐げられても、あなたを愛してしまう──壊れた花嫁の記録 マルコ @maruko42414241

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