語りかけるような柔らかい言葉の流れが、読者を静かに深い場所へ連れていきます。「絶対はない」と言う相手と、「永遠」を願う自分――その距離の揺らぎが、優しく刺さるのが印象的でした。“あなたにとってそれは何?”と読者自身に余韻が返ってくる。言い切らない強さと、言い切れない切なさが同居した、とても静かな愛の残響のような詩だと思います。
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