その口を閉じてくれ

 人を見た目で判断してはいけないとは言うが、やはり溢れ出る危険信号はある。

 内に秘めた思いは、その良し悪しに関わらず、溢れ出して悟られる。

 怪しい言葉を発するタクシー運転手と、怪しい道案内をする乗客が作り出すミステリー空間は一読の価値あり。

 タクシーは言われるがままに人を運ぶ。
ただそれだけ。それだけなのにこの作品には物語が生まれている。

 しかも奇妙。
 あなたはどこで気がつくことができるだろうか。