憧れのアイドルとステージに立つ日

ゆめの

第1話

「頑張ったぁ……午前の練習乗り切った!」 

 

 一区切りついたところで休憩に入ると私、玉川天音は疲れた手でお気に入りのお菓子を手に取った。『ラッキードーナツ』は私の憧れのアイドルである、稲葉真白がコマーシャルをしている商品だ。ふわふわした食感と、中に入っているあまいチョコレートが大人気。

 『これを食べて、幸せチャージ!』というコマーシャルの決めゼリフの通り、嬉しいとき、落ち込んだとき、真白ちゃんがそばにいてくれてるみたいで、私の元気の源なんだ。

 

「私も真白ちゃんみたいになりたいなぁ」

 

 袋を開けると、バターとチョコレートの甘い香りが広まった。一口食べながら、ふと、写真立てに大事に飾られている写真を眺めた。その写真には、空のような青い目に純白の雪のようにふわふわの髪のアイドルと、少し小柄な黄色がかった髪にまるでウサギのような赤い目をした女の子が写っていた。3年前、私が小学六年生のとき、近所のショッピングセンターのイベントで来ていた真白ちゃんと、一緒に撮ってもらったツーショットだ。誰でも見られるライブと聞いて、気になって見に行ったのだ。それが生で見るはじめてのアイドルだった。

 ステージが始まると、私は吸い込まれるように目が離せなくなった。ダイナミックなのに繊細なダンス。透き通っているのに力強い歌声。ステージで踊る真白ちゃんは天使のようで、違う世界から来たみたいにきれいだった。この日から真白ちゃんは私の憧れだ。

 

prrrrr…


 誰かからの着信だ。汗で滑りそうになりつつ、勢い良くカバンからスマホをとりだし電話に出る。

 

「はい、天音です」

「もしもし天音ちゃん?」

 この声は……真白ちゃん??だよね…

「は、はい、そうです。玉川天音です」

「お疲れ様。真白です」

 

 まさか、あの真白ちゃんから電話がかかってくるなんて!!落ち着け私!! 混乱しつつ深呼吸する。あのスーパーアイドルから電話が来るのは今の私には全くあり得ない事ではない。私は真白ちゃんに憧れて真白ちゃんの事務所の練習生となった。そして、いつかアイドルとしてデビューするために今まで頑張ってきた。真白ちゃんはたまに練習生の練習をみに来てくれた。直接アドバイスをくれたこともあった。だからきっとその頑張りが認められたんだ!そう納得し頷くと、誰もみていないが思わず背筋を伸ばす。

 

「えっと……私に何か御用でしょうか!」

「お久しぶり。調子はどうかしら」

 

 緊張して妙にかしこまった口調の私と反対に、真白ちゃんはいつも通り、柔らかい口調だ。

「はい! 今日も練習してきました。少しでも真白先輩に近付けるように頑張ってます」

「元気いっぱいね。いきなりだけど、夏の事務所のイベントステージに私たち二人でたつことになったの。天音ちゃんも知ってると思うけど、スペシャルアイドルフェスのことよ」

「もちろん!去年のステージすごかったです……って二人って?」

 

 私の所属している事務所では、毎年夏に所属アイドルがライブを行うイベントを行っている。そして、中でも注目を集めるのがトリのステージ。トリはトップアイドルと事務所に入って3年以内の練習生が二人で行うことになっている。今回の先輩側は真白ちゃん。練習生はオーディションで決まる。

 実はそのオーディションに参加したんだ。大きなイベントのオーディションだから緊張して少し間違えてしまったけど、歌詞や振り付けがまるでポップコーンみたいに弾けていてとても好きな曲だったから、楽しくできたんだ。良い思い出だ。ということはもう一人、一緒にステージにたつのは?

 

「もしかして私?」

 電話越しにくすっと笑い声が聞こえる。

「その通り、あなたにお願いするわ」


 次の日にはイベントのステージ概要とスケジュールが渡された。私たちが披露するのは真白ちゃんのデビュー曲とこのイベント伝統の曲。真白ちゃんは三年前、練習生としてこのイベントのトリを飾った。そのときにデビューしたんだ。私が最初に買ったcdは真白ちゃんのファーストアルバムで、今回披露する二つとも入っている。イベント曲もカバーとしてアルバムに収録されていた。傷がつかないように大事に、何回も聞いた曲をまさか自分が踊れることになるなんて……! 大好きな曲を大好きな真白ちゃんと踊れるなんて夢みたいだ。いてもたってもいられず大切にしまってあるアルバムを持ちだし、スキップしながら練習場に向かった。風に揺れる街路樹も、一緒に踊っていた。


 電話をもらってから3日後、スタジオに集まり全体的なスタッフの顔合わせと打ち合わせ、その後真白ちゃんと合流し一緒に歌とダンスの練習をすることになった。真白ちゃんは忙しいため、本番までの3ヶ月のうち一緒に練習できるのは全部で3日くらいしかない。今日はその貴重な時間だ。

 私は商店街の小さいお祭りのステージくらいしか出たことがなく、大きなイベントははじめてだ。今回は1万人入るコンサート会場で、このイベントで過去最大の動員数となる。照明担当だけでも多くの人数が関わっていて、このイベントの規模の大きさを感じる。緊張しながらもすれ違う一人一人に挨拶していくと、今回キャスティングとオーディションの審査をしたらしいプロデューサーの山野さんと話すことができた。トリのステージの練習生の人選を真白ちゃんとの相談で決めたらしい。私への連絡を真白ちゃんからするように勧めたのも山野さんだった。私がファンなの知ってたのかな。なんてね、少しプレッシャーだけど期待に応えられるように頑張らなくちゃ! 他の出演者に挨拶しにいく山野さんを見送り、ガッツポーズで気合いをいれた。


 打ち合わせが終わり、さっそく真白ちゃんとの合同練習が始まった。もうすでに振りは決められており、真白ちゃんはお手本としてそれぞれのパートを踊りきってみせた。すごく忙しくて練習する暇なんてないはずなのに、既に完成されてるパフォーマンス。しかも私の分まで。ただの練習場がまるで楽園の花園のように思え、真白ちゃんが大きく遠い存在に感じた。普通に魅入ってしまいはっとする。今のままで良いのか。思わず手をぎゅっと握る。それでも憧れの気持ちは止められなかった。


 その日は帰ってすぐに練習を始めた。歌とダンス、どちらもまだまだなのに真白ちゃんの隣に立てるなんて。今日の朝までは嬉しい気持ちが大きかったが、帰ってきてからは緊張感も大きくなりそわそわしてしまう。私はもともと小学生のときに合唱をやっていたため、歌うことには慣れている。でも踊りはそこそこで、とてもじゃないけど良いレベルに達しているとは言えない。まずは振りの練習から始めることにした。練習のために許可をとって撮っておいた動画を確認する。私は向かって右側の立ち位置だ。今回教えてくれた先生や真白ちゃんのお手本をみて、まず振り付けのポイントのメモをとる。手を伸ばす角度、ターンのタイミング。ひとつひとつ再現できるようにまとめていった。


 本番の一週間前、リハーサル前では最後の一緒に練習できる日だ。今日は気合いを入れるためラッキードーナツを二つ用意した。これは今食べる分。もう一つは家に帰ってから食べる分。家を出る前に一つ目を頬張り元気を充電した。

 

「先輩!よろしくお願いします!」

 真白ちゃんに元気よく挨拶すると、大きく深呼吸する。

「そんなに固くならなくて大丈夫よ。今日はよろしくね」

 

 まずは全体的な確認から。音楽が流れ始めた。まずは真白ちゃんのパート。そして私。歌もダンスも真白ちゃんの動画を見ながら練習したからきっと同じように踊れるはず! 私は無我夢中で真白ちゃんについていった。

 最後のポーズを決めた。少しは真白ちゃんに近付けたかな?

 

「良く頑張ったわね。でも……」

 

 さっきまで笑顔だった真白の顔が険しくなる。目の奥に鋭い光が指し、まるで氷河のように冷たくなった。

 

「厳しいことを言うようだけどこれなら私一人で成立する」

 

 一瞬意味がわからなかった。

 

「天音ちゃん、今のままではあなたの良いところがみられない。私を参考にしてくれているのは嬉しいわ。でも今の天音ちゃんは私のただのファン。私のコピー」

 

 言葉を聞いた瞬間顔がひきつり気が遠くなる。涙が出そうになるのを抑えるので精一杯だ。確かに私は真白ちゃんのファンで、憧れている存在だ。動画を見ながら少しでも真白ちゃんについていこうと頑張っていたのに。コピーってどういう事?私の良いところって?何より、ずっと優しかった真白ちゃんに厳しいことを言われたのがショックだった。力が抜けその場に座り込む。目の前が真っ暗になり周りが見えなくなった。

 その後の練習は何をしていたのか覚えていない。


 

「私のパフォーマンス、確認してみよう」

 練習場からの帰り道でカフェに寄り、練習のために撮っていた今の自分の歌とダンスを見てみる。キンキンに冷えたアイスティーが喉にしみる。あぁ、確かにダンスは前よりうまくなってると思う。でも、固い。歌も音程はあってるけどなんだか感情がない。それに、ウインクするタイミングやステップの癖が真白ちゃんと同じだ。真白ちゃんから注意されたのもわかる。これじゃただの真似っこロボットだ。私じゃなくたっていい。 目を背けたくなるような出来で胸が張り裂けそうだった。ほんのり血の味がする。噛みきれそうな位唇を噛んでいたからだ。話を聞いたときには浮かれていたけど、よく考えたらどうしてオーディションでミスした私が選ばれたんだろう? もしかして何かの間違い? そんな考えがぐるぐる巡り、視界がぼやけてきたとき、18時を告げるチャイムがなった。動画の私に残念賞を送るような音色に聞こえ、乱暴にスマホをしまうと、アイスティーを一気に飲み干して逃げるようにカフェをでた。


 次の日。

「あれ? 今までどうやって踊ってたんだっけ?」

 

 練習しようと体を動かしてみる。確かに動きは前より良くなっている。でも……何か違う。ダンスと言うより私自身に違和感があった。なんというか…私の体じゃないみたい。今日は良くなる気がしないので休もうかと思ったとき、電話が鳴った。名前を確認すると、真白ちゃんだった。

 

「……はい、天音です」

「真白です。昨日は疲れたでしょう。ちゃんと休めてるかしら?」

 

 私は自分の今の状況を素直に話すことにした。


「実は、踊りかたがわからなくなってしまって……」

「そうなのね。昨日は厳しいことを言ってしまってごめんなさい。でも、あなたとならきっと良いステージができるはずよ」

「いいえ、そんな……」

「私もね、憧れているアイドルがいたの。それでアイドルになった。同じようになりたくて練習してた。だから天音ちゃんの気持ちとてもよくわかる。でもね、それだけじゃだめなの。大事なのはきもち。楽しむこと、それを見ている観客に分け与えて楽しんでもらう、そして幸せな気持ちになってもらうことがアイドルのお仕事なの。オーディションの天音ちゃんはとても楽しそうだったわ。あなたらしいパフォーマンスを期待してる」

 

 いつもと同じ、柔らかい声の真白ちゃんにほっとして脱力する。私のことを嫌いになった訳じゃなく、期待してくれているんだ。アドバイスを聞いて今までのことを思い出してみる。確かに昨日は真白ちゃんに認めてもらおうと、動画を再現しようとしていて楽しめていなかった。きっとこれをステージで披露したら、昨日動画を見た私のように、お客さんまで緊張してしまうだろう。

 

(私……アイドルになりきれてなかったんだ…)

「ありがとうございます……!」

 

 オーディションに受かって、憧れのアイドルの隣にたてて。真白ちゃんの足元にも及ばないけどアイドルとして認められてきてるんだって思ってた。でもアイドルに必要なのはお客さんに楽しんでもらうこと、それが一番大事なことだって忘れてた。再現じゃなくて、コピーでもなくて、私らしいパフォーマンスをしよう!そう心に決めた。



 そして、全体リハーサルの日がやってきた。今日のリハーサルは本番と同じ形式で行うものだ。

まだ私は自分らしさ、アイドルとしての私が見つからず焦っていた。楽しむだけじゃ良いパフォーマンスができるわけではない。完璧を目指すとお手本通りになってしまう。何回も繰り返してやってみてもわからないまま、時間だけがすぎていく。足が重く感じ、疲労もたまっているのを感じるが、止まっている時間はない。本番は明日なのに。そう思うと不安ばかりが募っていった。

 

「おはようございます、真白先輩」

「おはよう、いよいよ明日ね」

「そうですね」

 

 焦りから、早口になる。アドバイスしてくれた真白ちゃんに合わせる顔がない。足元を見ることしかできなかった。

 

「天音ちゃん。少し時間ある?」

 

 私と真白ちゃんは休憩室に入り、ベンチに並んで座った。私のとなりに座った真白ちゃんは私を落ち着かせるように優しい声で話した。

 

「ステージにたつの、不安?」

「はい……。まだどうしたら良いパフォーマンスができるかわからなくて」

 

 話す声が震える。震えを押さえようと力をいれた拳が汗ばんでいた。

 

「そうよね、その気持ちとてもよくわかる。でも、心が踊るステージがどんなものか天音ちゃん自身が良くわかってるんじゃない?」

「私自身?」

「そうよ。前に、憧れているアイドルがいるって言ったでしょう? 私も今の天音ちゃんと同じように、その人を追いかけてた。そんな時に出会ったのがあなたなの」

「私?」

「そう、三年前私がデビューする前あの街のショッピングセンターで、練習生の一人としてイベントを行ったときのこと」

 

 私がアイドルを目指すきっかけになったイベントのことか。真白ちゃんは私のことを覚えていてくれてたの? 驚きで言葉につまる。それに、この事が心踊るステージにどう繋がるんだろう? 色々考えながら話に聞き入った。

 

「私もそれまではね、憧れを追ってまるでその人になったかのようにステージにたってた。だって私も輝きたいじゃない? 皆の心を明るく照らす、あのアイドルみたいに」

 視線の先に、イベントポスターのなかで真ん中に写っている今年デビュー10周年になるアイドルがいた。真白ちゃんの憧れはこの人だろう。

 

「私と同じだ……!」

 

 真白ちゃんも私と同じように憧れの人になりきろうとしていたことがあったんだ。でも、真白ちゃんは真白ちゃんのままに見えた。あの時にみたのは真白ちゃん自身の輝きだ。

 

「実はね、あの時初めて振りを間違えてしまって。その時はなんとかミスをカバーできたけど、その後の歌に力が入ってしまったの。でも、ステージが終わったときあなたが来てくれて、きらきらしててわくわくしたって一生懸命言ってくれた。アイドルとしての私をみてくれてる人がいるんだって気づいた。その時は失敗してしまったけど、私ができる、私としての最高のアイドルを届けようと決めたの。それがアイドルとしての役目だと思ったから」

「アイドルの役目……。」

「天音ちゃんはどうしてあのパフォーマンスでわくわくしたって思った?」

「それは……、真白ちゃんのダンスが天使みたいに繊細でふわふわしてて、なのに歌が力強くて不思議な感じだったから。これをみるために生まれてきたんだと思ったくらい!」

 

 あの日真白ちゃんに伝えたみたいに、目を輝かせて伝えた。思い出すだけでも幸せだ。

 

「天音ちゃんがあの時感じたものを、今度は天音ちゃんが届ける番。天音ちゃん自身の輝きを見せてほしいの。頑張って。応援してるわ」

 

 そう言うと手を握ってくれた。真白ちゃんの手は柔らかくて温かった。


「あのね、どうして天音ちゃんが選ばれたのかわかる?」

「いえ」

 

 そういえば聞いてなかった。どうしてだろうと首をかしげる。

 

「それはね、天音ちゃんがとても楽しそうで、惹き付けられるステージだったから。あの時、少し間違えてしまったでしょう? でも失敗を引きずらず、すぐ切り替えることができていた。無邪気に楽しむ天音ちゃんは見ている人の心まで巻き込んで、ウキウキさせていたわ。」

 

 私のことをアイドルとしてみてくれている人がいるんだ。そりゃそうか、アイドルとしてステージにたってるんだもん。私は私として踊って歌って楽しめば、きっとその気持ちがみんなに伝わるってことかなぁ? 失敗しても、下手でもいい。全力で笑って楽しんで、みんなを巻き込んでいく。それが私らしいステージなのかも。

 

「真白先輩、ありがとうございます! 私わかりました! 私らしい、天音らしいパフォーマンス!」

 

 真白ちゃんのことは、今までのような羽の生えた手の届かない天使ではなく、地に足がついた頼りになる先輩にみえた。真白ちゃんは一緒にステージを盛り上げる大切な仲間なんだ。

 

4

 そしてリハーサルが終わり、本番の日がやってきた。今日は一週間前に食べるはずだったもうひとつのラッキードーナツを食べてから来た。あの日の悔しさと不安、アイドルとしての決意がよぎった。まだ手が震えるけどきっとこれで良いんだ。


 会場にはたくさんの人が集まっていた。私たちの出番は最後。足が震え、手に汗がにじむ。心臓の音が耳に痛い。でも、やるしかない! 鏡に思いっきりガッツポーズをするとそばにいた真白ちゃんもガッツポーズで返してくれた。

 他のアーティストのステージが進み、会場がどんどん熱くなる。楽屋で待機している私は、緊張を忘れて一緒に歌っていた。

 ステージに上がると、三年前の私がたくさんいた。アイドルのステージへの期待。これからどんなステージが始まるのかという好奇心。観客の歓声に応え、客席に手を振る。今日のこのイベントを楽しみにしてくれていた人たち。期待以上の心踊るパフォーマンスをして、この時間が焼き付いて離れないようにしよう! それが私たちアイドルなんだから!

 楽しんで踊る!歌う!を意識してみる。なんだか体も弾んできた! まだ、自分らしさが出てるかわからないけど、楽しめてる気がする。真白ちゃんが言ってたのはこういうことなのかなぁ?

小指と薬指をたてたピースを目の横にもってきてウインク! 私の思ういちばんかわいいポーズだ。隣で歌う真白ちゃんと目があった。私たちの声は相性抜群で、混じりあって一つの音楽になる。

 初めは真白ちゃんへのコールが多かったが天音コールも増えてきた。夏の気温に観客の熱気が加わり会場は最高の暑さとなった。客席には三年前の私と同じ眼差しの子がいた。

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憧れのアイドルとステージに立つ日 ゆめの @Yu-meno

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