気になるあの子と連立政権

@koukazu

第1話 解散

これは一人の男が国民として、内閣総理大臣を目指す物語である。

「これで衆議院の任期満了を告げる」

議長の声が響き渡る。

「はぁーこれで俺らの役目は終わりだな」

こいつは俺の同期の神田 慎也、どこか頼りないやつだが国を良くしたいという気持ちは誰にも負けない

「まだだ。すぐ次の選挙が始まる。」

俺は神田にそう返した。

「確か、任期満了による解散による総選挙は解散から30日以内だったよな?」

「ああ、そして、次の総選挙も勝たなくちゃいけないんだ。」

「俺は自民党から挑むんだがお前はどうするんだ?」

「俺はH市の区から行こうと思ってる」

「H市?!あそこは激戦区だぞ?」

「わかってる。だからこそ、当選したときそれだけ俺の考えに賛同してくれた人がいるって事がわかるんだ」

「そうか、まあ互いに頑張ろうな」

「ああ」

俺らはそう言い残し議席を後にした。




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