紙を折る。一折りするごとに、そこには念が籠められてゆく……果てしなく。
- ★★★ Excellent!!!
紙を折る、神事の幣や、贈り物に添える熨斗がそうであるように、それは一種の儀式。
儀式というもののなかには、人を祝うのではなく、呪う行為もまた古今東西行われてきました。
行われてきたということは、それを望む人間が数多くいたということ。
そして、望みというものは、往々にして果てしないもの。
そんな禁断の扉を開くすべを携えて「彼」は訪ねてくることがあるかも知れません……。