第1章帰還
日常
突然だが、五十嵐光輝は吸血鬼でドラゴンである。
勿論元は普通の人間だったが異世界に転生した際にそうなったのだ。
なら日光は大丈夫なのかとゆう疑問があるだろうがそこは問題ない。
ドラゴンとゆうのもあるが彼はただの吸血鬼ではなく
原初の吸血鬼なのである。
さて、なで彼が異世界に行ったかとゆうと魔王討伐のためである。
普通に考えれば魔王側が悪だと思うだろうが今回は違う。
実は光輝を召喚しようとしていた国王は魔王領に封じられていた邪神を
復活させ世界を支配しようと企んでいたのだった。
そのために光輝を召喚し勇者に仕立て上げ魔王を討伐させようと目論んでいた。
そのことを転生前に女神から聞いた光輝は邪神教団との長い闘いに身を投じることになった。
そして300年の歳月を経て遂に邪神を討伐し神殺しの英雄となった。
そうして地球に帰還した彼は今。
「平和だなぁ」
「そうだねぇ」
彼女の名前は五十嵐瑠香。
光輝の妹兼恋人である。
聡明な紳士淑女の諸君は気づいただろうか。
そう、妹なのである。普通に考えれば所謂禁断の関係とゆうものだろうが
彼女の場合はそれに該当しない。なぜならば彼女も一度転生しているからだ。
そう。異世界に召喚されようとしていたのは光輝だけではなく
妹の瑠香もだったのだ。地球にいたころから密に兄に恋心を抱いていたが
叶わない恋だからと諦めていたが別々の種族になったのを切っ掛けに
告白して交際をスタートした。(なお光輝も瑠香が自分に恋心を抱いていたのは
知っていたいた。そのことを告白したあとに知った瑠香はあまりの羞恥心のあまり悶絶して地面を転がり回っていた)
「お前らマジて仲いいな」
そんな二人の様子を同じ部屋にいた青年が若干呆れたながら
そう呟いた。
彼の名前は五十嵐達也。光輝と瑠香の実の兄だ。
年齢は20歳で大学生だ(現在彼女なし。絶賛募集中)。
「ホントよね」
達也の言葉に同意を示したのは姉の春奈。
18歳で光輝と同じく高校生だ(こちらは彼氏持ち。ラブラブな模様)。
「まぁこの二人は旅の間も事あるごとにイチャイチャしてたからねぇ」
そう語るのはエルフの少女のリーシャ・アルベル。光輝達の恋人である。
そう。なんと光輝は複数の女性と付き合っているハーレム状態なのである。
「なに言ってんだ。お前等だって俺や瑠香とイチャついてたじゃねぇか」
「いやまぁそれはそうなんだけどさ」
「え、ちょっと待ってリーシャちゃん達って女の子同士で付き合ってるの!?」
「ああ、そういや言ってなかったけな。実はそうなんだよ」
向こうの世界では当たり前のことだったので感覚がマヒしていたがこちらの
世界では同性婚や一夫多妻制などは普通ではないのだ。
「はぁ。つまり光輝だけじゃなくて瑠香もハーレム状態ってことか・・・」
「ま、そうゆうことになるな」
「ㇲゥ。ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
達也が吼えた。それもう天まで届かんばかりの咆哮だった。
「なんで妹と弟には彼女ができて俺にはできないんだよおおおお!!!」
「兄貴うっさい黙れ。
ってかそんな風にガツガツしてっから彼女ができないんだろ」
「ちくしょお!!弟が辛辣だ!!!」
「自業自得だと思うよ、達也兄ちゃん」
「妹も冷たい!ちょっとひどくないか!?
リーシャちゃんもそう思うよね!?」
「えっと・・・・あはは。ノーコメントで」
「リンにふるんじゃねぇよ、困ってんじゃねぇか。
あとリーシャもウザかったらウザいって言っていいからな」
「えっと、ウザくはない・・・よ?(目反らし)」
「リーシャちゃん、ちゃんとこっち見て言ってくれないかな!?」
「兄貴、だからうっさい」
「(´・ω・`)」
「まぁ達也がうるさいのはいつものこととして。
確かにこうも朝からイチャイチャされると目のやり場に
困るわよねぇ」
「ん?そんなにイチャついてるか?俺等」
「さぁ?」
「え、まさかお前等その状態でイチャイチャしてないって言わないよな?」
「いやいや、どこがイチャついてるように見えるんだよ」
「そうそう」
「いや、どう見てもそうとしか思えないでしょうが」
「「??」」
「マジかお前等」
達也からそう言われるが膝枕ぐらいなら割と頻繁にやってる二人からすれば
この程度イチャイチャの内には入らないのだ。
「まぁ向こうではこれが当り前だったからねぇ」
「え、まさかこれが日常だったの!?」
「うん」
「なに自分は関係ないですみたいな顔してるだ。
お前だって瑠香やアリスにやってもらってただろ」
「うっ///」
「アリスって?」
「俺等の恋人だよ」
「因みにお姫様で聖女様でもあるよ」
アリス・フォン・アルバレア・レミア。
アルバレア王国第一王女で歴代最強の聖女でもある。
「聖女ッつうか性女だろあいつ。
『実は
「またそうゆうこと言って・・・」
「あはは。まぁそう言いたくなるのも分かるかも。すごいもんねあの子」
そう。ナニかとは言わないがアリスはものすごいのである。
ナニカとは言わないが。
こうきは「そ、そうなのか。てゆうかなんでお姫様と付き合えてるんだよ」
「ん?ああ、元々あいつは俺等のパーティーメンバーだったんだよ」
「それにあたし達の妹分でもあったしね」
「いやいや、光輝はともかく瑠香の妹分ってどうゆうこと!?」
「あたし、こつれでも300歳オーバーなんだけど?」
「・・・そういえばそうだったわね」
「っと噂をすれば、だな」
光輝がそう呟いた瞬間リビング端っこの空間が円形に歪んだ
「「えっ?」」
「思ったより時間が掛かったな」
「しょうがないんじゃない?だって今の今間で王都の復興や
引き続き作業なんかをやってたんだしさ」
そしてそこから一人の少女が出てきた。
彼女は何かを探すように部屋を見渡してそして光輝を見つけると。
「お兄ちゃあああああん!!」
「ぐぶへぇえええ!?」
光輝の腹にジャンピングプレスをかました。
「こ、光輝。だ、大丈夫!?」
「ひ、久しぶりだったから油断してた・・・・。
ってかアリスいきなり飛び込んでくるなっていつも
言ってるだろ」
「えへへ。ごめんなさーい」
「まったく。ホントにわかってるのかぁ?」
「え、えっと光輝。その子は・・・?」
「ああ、そうだったな。アリス、自己紹介しとけ」
「うん。アルバレア王国第一王女アリス・フォン・アルバレア・レミアです。
よろしくね、お義兄さま、お義姉様」
「「えええええ!?」
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どうも、作者の冬倉アキラです。
今回から新シリーズを投稿していきます。
しばらくはこっちのシリーズをメインに投稿していきます。
とは言ってもこっちも不定期になると思いますw
神殺しの帰還~異世界から帰ってきたらダンジョンができていたので仲間達と無双します~ 冬倉アキラ @huyukuraakira
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