概要
寒くなると夏が急に恋しくなって、そんな気持ちで書きました。
「おっぱいって、溶けるのかな?」ギラギラとした日差しが降り注ぎ、うだるような暑さが連日に渡って続いていた真夏のある日のこと。隣の席の幼馴染、陽菜がそんなことを呟いた。授業の真っ最中、静かな教室に確かに響いたその言葉は、平和だったクラスに混沌をもたらした。キレる先生。陽菜がおっぱいという度に興奮する男子生徒。暑さで壊れてしまったらしい陽菜は、おっぱいという言葉を躊躇なく連呼してしまう。そんなカオスが蔓延する教室で、陽菜はじっとボクだけを見つめている。それはつまり、この状況をボクが、無事に収めなければならないということだった。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?