伝え方
@wishuponastar
第1話
お母さんが凄く悲しい目で見てくる
僕はじっと見つめるしかなかった
声も出さず、字も書けずの5歳の僕に何が出来るだろう
僕のお母さんに僕の気持ちは伝わらない
僕にお母さんの気持ちは伝わるのに伝えられない
お姉ちゃんもお兄ちゃんもいないから僕は自分でお母さんを守らなければいけない
だけど気持ちは伝えられない
字も書きたい、お母さんと気持ちも伝える事も出来るようにしたい
ワガママなのは分かっている
自分が出来ない事を言っているのは分かっている
もう手遅れなのも会えない事も自覚している
いくら叫んでも聞こえないここに居る僕はどうすればお母さんに『大好き、ごめんなさい』を伝えられるのだろうか
伝え方は僕には分からない
伝え方 @wishuponastar
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます