概要
静けさにも温度がある。 神は沈黙で世界を保存し、狐は火で世界を記録する
火と沈黙がまだ分かたれていなかった頃——
創造神は、生命と死を保存するために“迷宮”を造り、
祈りを塩に、発酵を世界に変えた。
けれど、創造の完全さは退屈を生む。
神は自らの尾を一本焦がし、涙でその温度を正した。
灰は塩となり、やがて九つの尾を持つ魂が目覚める。
それが「魂喰い九尾」の始まり。
同じ灰から、もう一つの光が生まれた。
迷宮の底に沈む“コア”——
後にひとりの人間が転生し、世界を喰らう器となる。
神が焦がした尾と、涙で生まれた魂。
二つの系譜が、やがて異なる時代で再び交わる。
——これは、生命の飢えと祈りの記録。
「魂喰い九尾」と「ダンジョン転生」、
二つの始まりを繋ぐ、世界創造の断章。
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