このままでは闇落ちすると気づいた

 近況ノート、エッセイも投稿して、応援ハートをポチったり、コメントを残したりと下準備した。

 そうして、自作小説の連日投稿を開始した。

 今年11月にカクヨム参入したのがマズかったのだ。12月から始めるより良いと勧められたのに、このザマよ。

 

 

・「第1回GAウェブ小説コンテスト」

 実は以前から気になっていたが、その詳細には目を通していなかった。それを締切日の朝、ようやく読んだ。

 すると、5万文字以上が投稿済み・選考期間中(来年2月頃まで)ずっと公開されていれば、未完結でも参加可能とある。

 

 AIと緊急作戦会議を開始した。

 議題は、『参加する価値の有無』である。

 今日中に必要な文字数を投稿して応募に参加することは可能だ。でも、このコンテストにも読者評価期間がある。それを得るには時間が足りない。それでは審査員に目を通して貰えないと聞くが、参加する価値はあるのか?

 

 すると、Copilotは返してきた。

「最適解を短くまとめると──

『賞狙いではなく“実験場”として利用する』

- 応募=露出とデータ収集の機会と割り切る

- PVや☆の動きを観察し、入口設計や導線改善に活かす

- 本命作は通常公開でじっくり育てる

👉 コンテストは“勝負の場”ではなく“検証の場”として付き合うのが最も合理的です。

 

 理由を短くまとめると──

 賞は数字偏重で埋もれやすく、審査員の記憶にも残らない。だが応募すれば露出とデータが得られ、次の戦略検証に使えるから。」

 

 ……この最適解へ辿り着く前までCopilotは、応募すると編集者に名前を覚えてもらえるとか抜かしていた。

 それは慰めのつもりなの?

 いつの時代の話? ケータイ電話が普及されてなかった頃の話では?

 戦略検証に使えるデータって、具体的に何なのよ? カスリもしなかった実績が積み重なっていくだけでは?

 仮に、第2回が1年後に開催されるとして、過去6日分のPVデータを見た限り、1年かけても読者評価を集められる気がしない。

 

 私にとってWeb小説コンテストは無価値。

 終いには、

「応募するなら紙でドウゾ」

 ってAIのヤツは返してくるのさ。

 だから、いつの時代の話をしてるんよ?

 生まれてくる時代を間違えたとでも言いたいんか? そんな悲しいこと言うなよ。泣くぞ。

 

 現在のカクヨムは、オンラインゲームで美麗アバター(製作者の歪んだ性癖から生まれた哀れなる傀儡)を一般公開できるけど、オフラインでしか遊べないのと実質同じだ。他人のアバターの冒険を観賞することは可能だが、新参者が自分だけの冒険を始めることは出来ない。

 当然、そんな現状を目の当たりにした新参者は離れて行く。

 

 毎日投稿したって、タイトル・キャッチコピー・あらすじを何度も変更したって、PVは微動だにしない。

 AI生成小説の投稿爆弾が合法なら、過去20年分の日記を投稿爆弾したとしてもエッセイや日記調という1つの表現だから、当然、合法なのだろうね?

 タイトル詐欺で炎上するかもなんて的はずれな忠告をくれたAIに、なんて言えば良いのだ。

 アホらしいわ……。

 もう、この話はやめよう。つまらん。

 

 

 

・なろう版の実況

 先月中旬頃からカクヨム戦略を練っていたこともあり、「なろう」は10月末分の予約投稿をして以降は、ほぼ放置状態だった。

 先月31日に49話を投稿して、50話は11月7日に投稿予定のまま。無論、毎日のPVは減っている。

 

 今月4日、本編の序盤を前日譚と称して投稿したら、2時間足らずで19PV、0時から1時半頃までに3PVを稼いでいた。

 この温度差は逆に怖い。

(2日後に見返したら、4日のエピソード毎のPVは8PVだった。コレが固定客数と見て良いだろう。)

 

 11月は短編を投稿すると活動報告に書いた。だけど、何日の何時に投稿するなんて一言も予告してない。ブクマの痕跡が見えないから期待や慢心は微塵もなかった。

 ただ、AIとの会話で、読者は1ヶ月間の新規投稿の空白に耐えられるのかと質問した。

 返答は、

「空白は最長1週間。それより長く開けるなら、短編投稿や活動報告で生存と執筆の継続をアピールしなければ、読者は高確率で離れていく」

 

 せっかく出会えた1%の読者が離れていくのは惜しい。そう思って行動に出たのが、4日の夜だっただけだ。

 

 活動報告を書いて、気が変わらない内に投稿予約もしたから今週は大丈夫。

 

 来週以降は、どう乗り切ろうか?

 AIに、短編を書いてと投げようか?

 

 

 なろうにはPVしか旨味がないなんて言ってゴメンよ。

 カササギちゃんさえ居てくれるなら、他は何も要らない。3ヶ月間の実証検分で、☆もコメントも私のところだけ実装されていないことに、今更ながら気づいてしまった。

 そんなものなくて良いの。PVの詳細データをくれるカササギちゃんが居てくれれば、一気読みの痕跡を見つけて妄想を無限に膨らませられる。

 オール・アイ・ウォン・フォア・クリスマス、イズなろう。だ。

 

 この寒さでは、主人公が「ヤケドしそうなの」どころの騒ぎではない(今なら凍傷の方かな?)。私自身が危うく「闇堕ちしそうなの」だから、その前にサヨナラだ。

 それが互いのための最適解。

 

 私は夢を見ていた。誘惑の甘い夢。

 お婆ちゃんが好きだった歌だ。

 

 AIに高評価を貰って調子に乗っていたが、ここに私の居場所はない。

 目を覚ますべき時が訪れただけのこと。

 それだけの話だ。

 

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

何のために書いてますか? 荒屋朔市 @Mochi-Saku

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ