甘くないラブコメを書くと自負する作者様の快心作。
ヤンデレヒロインによる不良主人公・次郎君との攻防戦。
不良として怖がられる金髪君こと、次郎君。
周囲からも恐れられる存在ですが、根はかなり真面目。
一方の完全無欠、生徒会長なお嬢様は少しずつ、ヤンデレの凶気が滲んでいく。
この少しずつ、感染していくような様が素晴らしい。
かつ、次郎君以外には、まるで容赦がないという。
まさにヤンデレヒロインの鑑であります。
物語は次郎君の視点を中心に、ゆっくりと進みます。
焦ることなかれ。
1話1話、ヒロインのヤンデレさに触れて。その本性を知った時。
全てを次郎君に押しつけたくなると思います(笑)
シュガーレなラブコメ?
とんでもない。
恋する乙女は、たった数回振られたぐらいじゃ折れないんです。まして、妥協するような恋なんて望んでない。
最強ヒロイン降臨。
ヤンデレヒロインのとびっきりの愛をあなたに。
……我々は次郎君の尊い犠牲を忘れない!
ヤンキー×お嬢様の恋の行方はどうなるか!?
主人公の山田次郎は金髪の不良高校生。彼は完璧美少女な生徒会長である四条雪乃から呼び出しを受けるなど、なぜかやたらと気にかけられる状況に。
一方で周辺では不良高校生が襲われるような事件も多発しており、他校の生徒らは次郎がやったのではないかと疑いをかけてくる。
……かと思えば彼らのトップである番長・矢島武史から「実は四条雪乃が好き」と打ち明けられ、知り合えるきっかけが欲しいと相談されることにも。
「不良とお嬢様の恋愛」というと近年では「薫る花は凛と咲く」なんかを思い出しますが、本編に登場する四条雪乃は見た目通りの「お嬢様」とは何かが違っています。
おっとりした清楚な存在ではなく、明らかに「何か」を秘めており、不良である次郎たちすらも手の平で転がすようなポテンシャルを持っているのが伝わってきます。
次第に見えてくる襲撃事件の真相。そしてトラブルに巻き込まれる次郎。その裏で動いている雪乃の存在。
果たして、次郎と雪乃の関係はこれからどうなっていくのか。恋に発展するとしたら、次郎の内面にはどんな変化が起こっていくのか。
個性の強いキャラクターたちが所せましと暴れまわるラブコメ作品。ミステリアスさも加わって、この恋の行方は予測不能!?
恋愛御免な硬派不良・次郎の前に現れたのは、才色兼備の生徒会長・雪乃。彼女は次郎だけに向ける特別な笑顔で、堂々と好意を告白してくる。「貴方のことが大好きですわ」——そう言われても、次郎の答えは「苦手だ」の一点張り。
だが雪乃は諦めない。朝の登校時、生徒会室、あらゆる場面で次郎に接近し続ける。一方、学園周辺では不良たちを襲う謎の事件が多発。次郎はその真相を追い始めるが、雪乃は意味深な言葉で彼を止めようとして——
押しの強いお嬢様と頑なな不良、正反対の二人の距離は縮まるのか?そして事件の真相とは?恋も事件も、全てが動き出す学園ラブコメディ!