ある朝起きると恋人が出来るまでの時間が見えるようになっていた
間咲正樹
ある朝起きると恋人が出来るまでの時間が見えるようになっていた
「コラ! いい加減起きなさい! 学校遅刻するわよ!」
「んん……」
布団を剥ぎ取られ、母さんに無理矢理起こされる。
昨日も遅くまでゲームに勤しんでいたのであと2時間ほど寝ていたいのだが、世界はそれを許してはくれないらしい。
学生の辛いところである。
「あれ?」
その時だった。
母さんの頭の上に、『恋人が出来てから19年8ヶ月13日11時間12分32秒』という謎のカウントが浮いているのが見えた。
しかもそのカウントは、1秒ごとに増えていく。
何だあれ??
まだ寝ぼけてるのかな俺……。
「母さん、何そのカウント?」
恐る恐るカウントを指差す。
「は? 何言ってんの? ゲームのやりすぎで頭バグりでもした?」
「……!」
母さんには見えていないのか?
試しにカウントを触ろうとしても、ホログラムみたいにすり抜けてしまう。
マジでどうなってんだこれ……。
「あんたホント大丈夫? 母さん良い精神科の先生知ってるから、紹介しようか?」
「い、いや、大丈夫だよ」
むしろ母親が良い精神科の先生を知ってるという事実のほうが怖いよ。
「……なっ」
が、外に出てみると道行く人たちの頭の上にも、全員母さんと同じく謎のカウントが浮いていた。
カウントは『恋人が出来てから5ヶ月4日14時間47分26秒』だったり、『恋人が出来るまで13日10時間22分58秒』だったり、中には『生涯独身』なんてのも……。
果たしてこれをどう見るべきか……。
これが文字通り、恋人が出来る、ないしは出来てからの時間を表しているのだとしたら、俺はちょっとした予知能力者ってことにならないか?
「あ」
その時だった。
薄暗い路地裏の横を通り過ぎようとしたその刹那、その路地裏に大学生くらいの男女が佇んでおり、甘い空気を醸しているのが目に入った。
しかもその男女の頭の上には、二人とも『恋人が出来るまで9秒』というカウントが……。
これは……!
俺は電柱の陰に隠れながら、そっとその男女を盗み見た。
すると――。
「なあ、俺たちそろそろ付き合わねえ?」
「うん、いーよー。私も君のこと嫌いじゃないし」
――!!
この瞬間、二人のカウントが『恋人が出来るまで0秒』になり、そのカウントは即座に『恋人が出来てから1秒』に変わったのであった。
……間違いない。
このカウントは本物だ――。
これはエラいことになったぞ……。
「うわぁ」
教室に着いた俺は、ドキドキしながらクラスメイトたちのカウントを一人一人そっと確認した。
そこには残酷なまでの現実が存在していた。
所謂スクールカースト上位勢の連中は、軒並み既に恋人がいたり、近い将来恋人が出来る人ばかり。
そして下位勢の大半は『生涯独身』……。
ラノベでよくある、下位勢の主人公が上位勢のヒロインに好かれるなんて展開は、現実では起こらないんだということをわからせられた……。
よく考えたらラノベの主人公って、自称モブってだけで、俺から言わせたら十分イケメンだろって連中ばっかだもんな(白目)。
こりゃ、俺のカウントだけは見えなくてむしろ助かったかもしれない(一応鏡で確認したのだが、俺だけはカウントが見えなかったのだ)。
これでもし『生涯独身』だったら、自殺したくなっちゃうもんな……。
「おはよー、
「――!」
その時だった。
隣の席に座った
心の準備ができていなかったので、いろんな意味で心臓の鼓動がフルスロットルになる。
「お、おおおおおおはよう高階さん」
「あはは、壊れたレディオみたいになってるよ久瀬くん。ホント久瀬くんは、おもしれー男だねえ」
「ハハハ、そうかな」
高階さんがいつもの天使みたいな笑みを向けてくれる。
流石スクールカーストぶっちぎりトップの高階さん……!
顔面偏差値500のパーフェクトな容姿に、コミュ力530000の圧倒的な陽キャ感――。
しかも社長令嬢ときている。
ラノベヒロインもビックリの設定盛り盛りガール、それが高階さんだ。
クラスメイトの男子の半数以上が高階さんに恋をしていると言っても過言ではないだろう。
そしてご多分に漏れず、俺もその一人なのである……。
もしも高階さんに、既に恋人がいたらどうしよう……!
その時は有休を取らせていただくことになるかもしれない……!(学生に有休はないが)
だが、どの道いつかは目に入ってしまうのだ。
だったら今すぐ確認しておくほうがいいに決まっている。
大きく一つ深呼吸してから、俺はゆっくりと高階さんの頭の上に目線を向けた。
するとそこには――。
――『恋人が出来るまで8時間11分46秒』というカウントが。
えーーー!?!?!?
「どうしたの久瀬くん!? いつの間にか餌が美少女フィギュアに変わってた時のヨークシャーテリアみたいな顔になってるよ!?」
「い、いや、何でもないよ……」
相変わらず喩えが独特!
それよりも、恋人が出来るまで8時間ちょっとって……。
つまり今日の夕方5時くらいに、高階さんに恋人が……!?
マジかよおおおおおお!!!!
「本当に大丈夫久瀬くん? 今度はデビュー当時のドル売りしてた頃の録画を観てる中堅女優みたいな顔になってきたよ?」
「うん、大丈夫大丈夫。まったく何の問題もないよ」
「そう、ならいいんだけど。さあ、今日も一日がんばるぞい!」
さてと、これはどうしたものか……。
「いやあ、今日も一日がんばったねえ久瀬くん」
「そ、そうだね……」
が、あれこれ考えているうちに、あっという間に放課後になってしまった。
だが不幸中の幸いだったのは、同じクラスには高階さんと同じカウントの人間はいなかったことだ。
つまり高階さんの恋人になる可能性があるのは、このクラスでは俺だけということになる。
これはひょっとして、ワンチャンある、か……?
「やあ高階さん、今日のキミも美しいね。それでこそ、高貴なボクと釣り合うというものだよ」
「あ……、
「――!」
その時だった。
隣のクラスの藤原がどこからともなくやって来て、下卑た笑みを浮かべながら高階さんに馴れ馴れしく話し掛けてきた。
藤原は上場企業の御曹司らしいのだが、いつも家が金持ちなのを鼻にかけた発言ばかりするので学校中から嫌われている、『こうはなりたくない男オブザイヤー』である。
「……あ」
が、藤原の頭上に目線を向けた瞬間、俺の頭はフリーズした。
――そこには高階さんとまったく同じカウントが浮かんでいたのである。
なにいいいいいいい!?!?!?
「久瀬くん!? またカップ酒かと思って飲んだら硫酸だった時の中間管理職みたいな顔になってるけど大丈夫!?」
「だ、大丈夫大丈夫。一ミクロンも問題ないよ」
むしろ硫酸飲んだら普通に死ぬけどね。
そんなことよりも、これは非常にマズいことになったぞ……。
「ハッ、お前久瀬とかいったか? やっぱ貧乏人は顔も貧乏になるものなんだなぁ」
なっ!?
「ちょっと! そんな言い方失礼じゃない!」
――!
高階さん――!
「おっと、ボクにそんな言い方してもいいのかなぁ、高階さん?」
「っ! そ、それは……」
っ!?
な、何だこの雰囲気……。
NTRモノの成年漫画で見たことあるぞ……。
「まあいいや。ところで例の話は考えてくれたのかな?」
例の話……!?
「……」
「ハッ、まあここじゃ言いづらいか。校門出たところで待っててよ。この後二人でどっか行って、そこでゆっくり話そう」
「……」
「じゃ、後でね」
勝ち誇ったような顔を一瞬俺に向けてから、藤原は教室から出て行った。
何だあいつ!?
「……高階さん、今あいつが言ってた、例の話、って?」
プライベートなことに首を突っ込むのはノンデリだということは百も承知だが、こんな悲しそうな顔をしてる高階さんを見たら、そうも言っていられない。
「……うん、実はね、私のお父さんの会社、最近経営が上手くいってなくて……。藤原くんのお父さんの会社と契約を結んでもらえないと、最悪倒産しちゃうかもしれないんだ……」
「――!」
そ、そんな――!
「あはは、『お父さんの会社が倒産』て、笑えないギャグだよね」
「高階さん……」
綺麗な眉を八の字にして自嘲する高階さんの顔には、いつもの天真爛漫さが欠片も見えない。
……くっ!
「もしかして藤原は、契約してほしかったら自分の彼女になれとでも言ってきたってこと!?」
「…………うん」
クソッ!!
こんな横暴、許されていいのかよ!?
「で、でも高階さん、高階さんはそんな話、断る気なんだよね!?」
「…………もちろん私だって、断れるものなら断りたいよ。でも……」
「――!」
途端、高階さんは今にも泣き出しそうな顔になった。
高階さん……!
「ゴメンね久瀬くん。私もう、帰るね」
「高階さん……!」
高階さんは俺に背を向け、逃げるように教室から出て行った。
――この瞬間、俺の中の何かに火が付いた。
「高階さん」
「え? 久瀬くん?」
校門を出たところで俯きながら佇んでいた高階さんに、自転車に乗ったまま声を掛ける。
「最後にもう一度だけ訊くよ。――高階さんは、それでいいの?」
「――!」
「高階さんが藤原のことが好きで付き合うっていうなら、俺は何も言わない。――でもそうじゃないなら、高階さんは自分の気持ちに正直になるべきだ」
「……久瀬くん」
高階さんの宝石みたいな瞳が、水の膜で揺らめいた。
「高階さん、俺と一緒に逃げよう! 絶対に、君を守ってみせるから!」
「久瀬くん――!」
俺は高階さんに、文字通り手を差し伸べた。
一応俺にも勝算はある。
要は高階さんのカウントがゼロになる瞬間、藤原がその場にいない状況を作ればいいわけだ。
その場にいない人間と、普通恋人になることはない。
つまり5時まで逃げ続ければ、高階さんと藤原が恋人になる未来は防げるって寸法よ!
「ハッ、貧乏人がイキってんじゃねーよ」
「「――!」」
そこへ、見下すような目をした藤原が、肩で風を切ながら歩いて来た。
このクソ野郎が――!
「高階さん、お父さんの会社を救いたいんだろう? だったらボクとこいつ、どっちの言うことを聞くべきか、わかるよねえ?」
「そ、それは……」
藤原は蛇みたいな顔で高階さんを舐め回すように見る。
オイ、今すぐその汚い目を閉じろ!
「――高階さん、俺を信じてくれ!」
「――!」
もうこうなったら俺に言えるのは、これだけだ――!
「――わかった! 私、久瀬くんを信じる!」
「――!!」
高階さんはいつもの天使みたいな笑みで、俺の手を掴んでくれた。
うおおおおおおおお!?!?
「高階さん、俺にシッカリつかまっててね!」
「うん!」
荷台に高階さんを乗せた俺は、全速力でその場から逃げ去った。
去り際に藤原の「ハッ、無駄な足搔きを」という嘲るような声が聞こえたが、果たして5時以降もそんなに余裕でいられるかな?
「高階さん、スマホの電源は切っておいてくれる?」
俺は全力で立ち漕ぎしながら、後ろの高階さんに指示を出す。
藤原から電話で告白される可能性も潰しておくためだ。
「え? なんで私が藤原くんから位置情報検索アプリを無理矢理入れさせられたこと知ってるの?」
なにィ!?
あのキモゲスクソ野郎、そんなことまでしてやがったのか!?
「な、何となくそんな気がしただけだよ」
「そうなんだ! 流石久瀬くん! 略してさすくじ! じゃあ電源は切るね」
「う、うん」
何にせよ、これで一安心だ――。
「オイ、いたぞ。坊ちゃんに連絡しろ」
「っ!?」
その時だった。
前方に福本漫画に出てくるような、グラサンを掛けた黒服が数人、道を塞いでいるのが目に入った。
なにィ!?
「あっ! あの人たち、藤原くんのお父さんの会社の人たちだ!」
「マジで!?」
藤原のお父さんの会社は帝愛グループなのかな!?
クソッ!
「高階さん、急カーブするから気を付けて!」
「合点承知の助!」
俺は全体重を右に傾け、文字通り横道に逸れた。
――が、
「大人を甘く見るなよ」
「っ!!?」
曲がった先にも別の黒服たちが……!
こんちくしょうがああああ!!!
「ゴメン高階さん! 大分揺れると思うから、俺にしがみついてて!」
「OK牧場!」
俺は再度方向転換し、自転車に乗ったまま石段を駆け下りた。
「すっごーい! たーのしー!」
こんな時でも冗談を言える高階さん、無限に好きだよ!
「ハァ……ハァ……ハァ……」
「大丈夫久瀬くん? 1回の表で50点取られた高校球児みたいな顔になってるよ?」
「う、うん、全然問題ないよ」
石段を駆け下りたことでパンクしてしまった自転車で何とか市内を爆走し、今は街の外れにある廃寺の裏で一休みしていた。
ここまで来れば、流石に黒服たちでもそう簡単には見付けられないだろう。
今の高階さんのカウントは『恋人が出来るまで4分31秒』。
よし、逃げ切った――!
「……ねえ久瀬くん、なんで久瀬くんはそこまでして、私のことを助けてくれたの?」
「――!」
高階さんが頬を染めながら、上目遣いを向けてきた。
こ、これは、まさか――!?
「……そんなの決まってるじゃないか。俺が――君を好きだからだよ」
「く、久瀬くん――! ……嬉しい。実は私もね、前から久瀬くんのことが……」
「――!」
高階さんは瞳を潤ませながら、俺の手をギュッと握ってきた。
そういうことだったのか……!!
高階さんと今日恋人になる相手というのは、実は俺のことだったんだ――!
多分藤原はたまたま同じ時間に、別の恋人が出来る運命だったんだろう。
まだカウントがゼロになるまでは少し時間があるが、これにてハッピーエンドだ――!
「おっと、三文芝居はそこまでにしてもらおうか」
「「――!!!」」
その時だった。
この場で聞こえるはずのない、この世で一番聞きたくない声が後方からした。
そんなバカな!?
「……藤原くん」
が、そこにいたのは紛れもない、キモゲスクソ野郎本人だった。
後ろには黒服たちが直立不動で立っている。
「な、なんでお前がここにいるんだよ……!」
高階さんのスマホの電源は切ったから、位置情報を探ることもできないはずなのに……!
「ハッ、貧乏人はそんなことも知らねーのか。最近のアプリはなぁ、電源を切ってても位置情報を探れるようになってんだよぉ」
「「――!?」」
マジかよ!?
技術が発展すること自体は素晴らしいが、それをこんな風に悪用する奴がいたら本末転倒だぜッ!
「さあ高階さん、今ならまだギリギリのギリで許してやってもいいよ。ボクとその貧乏人、どっちを選ぶか、この場で決めな」
「そ、それは……」
「高階さんがお前なんかを選ぶわけねーだろこのキモゲスクソ野郎ッ!」
「お前には聞いてねーんだよこのド底辺キモオタドブ野郎。――ああ因みに、さっき君のお父さんに電話して今すぐこの場に来るように言ったから、もうじき着くと思うよ」
「「っ!」」
こいつ……!
そこまでして……!
「親孝行な高階さんのことだ。お父さんの頼みだったら、断れないよね? ギャハハハハ!」
「――!」
藤原は地獄の餓鬼みたいな醜い高笑いをした。
クソがあああああああ!!!
「……ゴメンね、久瀬くん」
「た、高階さん!?」
高階さんは一筋の涙を流しながら俺に背を向け、藤原のほうに重い足取りで歩いて行った。
高階さん――!!
「ギャハハッ、ギャーッハッハッハッ!! それでいいんだよそれでなあああああッッ!!!」
「……」
藤原が高階さんの肩にいやらしく手を置いた瞬間、二人の頭上のカウントが『恋人が出来るまで0秒』になった――。
あああああああああああああああああ……!!!!
「…………あ?」
その時だった。
高階さんのカウントが『恋人が出来るまで2分22秒』に、藤原のカウントが『生涯独身』に変わった――。
んんんんんんんん????
「ん? 何だ? ――父さんから? はい、もしもし」
藤原がスマホに出た。
「え? と、父さんの会社が、倒産した?? あの、笑えないギャグはやめてくれませんか、父さん?」
「「「――!!!」」」
なにいいいいいいい!?!?!?
「あの、父さん!? 噓ですよね父さん!? ねえってば!? ね! …………切れた」
真っ白になって立ち尽くす藤原。
そんな藤原を見て、解散解散とばかりに黒服たちは立ち去って行く。
うわぁ、これはいたたまれない……。
「遅くなったな」
「あっ、お父さん!」
――!
と、そこへ、ロマンスグレーなイケオジが一人。
こ、この人が高階さんのお父さん!?
「本当に済まなかった。お前には心配をかけたな」
「ううん、私はいいの! ……でもお父さん、会社のことは」
高階さんは気まずそうに、無職御曹司のほうを一瞥する。
確かに無職御曹司のお父さんの会社が倒産した以上、高階さんが無職御曹司の恋人になる必要はなくなったものの、それだと今度は高階さんのお父さんの会社が倒産してしまうことに……。
「その点は安心してくれ。実は今さっき、何ヶ月も掛けて必死に営業していた大口の契約がやっと取れたんだ。これでしばらく、うちの会社は安泰だ」
「ホ、ホントに!」
マジっすか!?!?
捨てる神あれば拾う神ありとは、まさにこのこと!
「だからお前は、誰でも好きな相手と恋愛しなさい」
「お、お父さん……」
お父さんはチラッと俺のほうを向いて、一つウィンクした。
ふおおおおおおおおおおお!?!?
そんなお父さんを横目に、耳まで真っ赤にしながらちょこちょことこちらに歩いてくる高階さん。
「あ、あのね久瀬くん、今さっきあんな感じになっておいて、こんなことを言うのはどうなんだと自分でも思うんだけど……」
「ううん、気にしないでよ」
事情が事情だったんだから、さ。
「――私も、久瀬くんのことが好き! 大大大大好きッ! ――だから私を、彼女にしてください」
高階さんは震える手を、俺に差し出してきた。
「はい、喜んで」
俺はその手を、シッカリと握り返す。
――その瞬間、高階さんのカウントが再び『恋人が出来るまで0秒』になり、そしてそのカウントは即座に『恋人が出来てから1秒』に変わったのであった。
なるほどな。
このカウントはあくまで
始めからそのことを知っていたら、こんなに慌てずに済んだのにな……。
「久瀬くん、大好きッ!」
「ああ、俺も高階さんが大好きだッ!」
俺と高階さんはお義父さんの前にもかかわらず、熱く抱き合った。
「倒産……。父さんの会社が、倒産……」
無職御曹司のいろんな意味で笑えない
ある朝起きると恋人が出来るまでの時間が見えるようになっていた 間咲正樹 @masaki69masaki
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