寒い夜にぴったりの、温かな気持ちになれる物語。

人々が忙しなく行き交う駅の階段にて、ガラスの靴を見つけた「私」。
割れて怪我する人が出るかも……と拾うものの、混雑した時間帯やら遅延が発生したやらで駅員さんも忙しそう。
ガラスの靴は一旦家に持ち帰ることに。
その夜、サイズ的に無理だろうと思いながら履いてみると――。


詩的な文章で綴られる、優しさに溢れた素晴らしい物語です!

ガラスの靴をもしも履けたとしたら、物語の主人公になれるかもしれない……そんな気持ちも素敵ですが、本作の主人公の、困っている人を助けられる人になりたい、という思いやりある心もまた、とっても素敵だと思いました!

寒い夜に、心をほんのり温めてくれます!

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