概要
__世界とかどうでもいいから、自由に魔道具作りたい。
世界から切り離された国――それは、かつて「日本」と呼ばれていた文明国家の成れの果てだった。
突如として現れた正体不明の脅威により、人類は壊滅的な被害を受ける。
だが、奇跡的に生き残った人々は、失われた科学の代わりに“超常の力”を手にしていた。
魔法、ステータス、迷宮。
かつてはゲームの中だけの存在だった概念が現実となり、新たな社会を形作ってから約一〇〇年。
世界は混乱を乗り越え、ようやく安定の兆しを見せ始めていた。
そんな時代に生きる一人の青年――戦士でも勇者でもない、魔道具師である彼は、ある事故をきっかけに迷宮の深層へと落ちてしまう。
本来、前線に立つはずのない職能。
だが彼の持つ知識と技術、そして“作る力”は、迷宮の常識を静かに、しかし確実に破壊していく。
一人の魔道具
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