『俺達のグレートなキャンプ154 管理人さんの日頃の鬱憤を晴らしてあげよう』

海山純平

第154話 管理人さんの日頃の鬱憤を晴らしてあげよう

俺達のグレートなキャンプ154

管理人さんの日頃の鬱憤を晴らしてあげよう


「今日のキャンプはな、」

石川が両腕を空に向かって大きく広げた。

秋のキャンプ場に響き渡るその声。

まるで神の啓示を受けた預言者のような迫力。

「管理人さんの鬱憤晴らしだ!」


千葉の目が一瞬で輝きを放った。

「最っ高にグレートじゃないですか!」

感動のあまり石川の手を握りしめる。

両手でガッシリと。

「さすが石川さん!人間愛に溢れてる!」


一方、富山は荷物を抱えたまま完全に固まっていた。

口がパクパクと動いているが声が出ない。

やがて絞り出すように言った。

「ちょ...ちょっと待って」

「今、鬱憤晴らしって言った?管理人さんの?」

額に手を当てて、目を閉じる。

深呼吸を三回。

それでも現実は変わらなかった。


「そう!管理人さんってさ、毎日大変なんだぜ!」

石川の熱弁が始まる。

「ゴミの分別できないバカ、夜中に騒ぐアホ、クレームつけまくる老害!」

「そんな連中の相手して、笑顔保って、心すり減らして!」

「そんな管理人さんを癒すキャンプ、グレートだろ!」


千葉が両手を合わせた。

まるで祈るように。

「石川さん...感動しました」

目には涙すら浮かんでいる。

「人のために尽くすキャンプ...これこそ真のキャンパーの姿です!」


富山の頭痛が悪化してきた。

こめかみを押さえる。

「あのね、それって迷惑じゃないかな」

「普通に考えて」

「お客さんに愚痴聞かせるとか、管理人さん困るでしょ」

必死の説得。

しかし二人の耳には届かない。


「大丈夫!田中さん喜ぶって!」

石川は自信満々。

「俺たち常連だし、顔も知ってるし!」


テント設営が始まった。

石川はペグを打ちながら作戦を練る。

トントントン。

「サンドバッグ持ってこよう!」

トントントン。

「殴ってもらえばスッキリするって!」

リズミカルなペグ打ちと共に、狂気のアイデアが湧き出る。


千葉も嬉しそうにタープを広げる。

「サンドバッグいいですね!」

「僕、応援しますよ!」

「頑張れ田中さん!みたいな!」

彼の中では既に感動のドラマが完成していた。


富山のポール組み立ての手が止まる。

「サンドバッグ?」

声が震えている。

「サンドバッグって、あのサンドバッグ?」

「殴る用の?」

もう何も言う気力が失せてきた。

肩が落ちる。

深いため息。

「もう好きにして...」


設営を終えた三人は管理棟へ向かった。

石川が先頭を意気揚々と歩く。

足取りは軽く、鼻歌まで歌っている。

千葉が隣でニコニコしながらついていく。

両手をブンブン振って。

富山が後ろを重い足取りでついていく。

まるで葬列のように。

「絶対やめた方がいいのに...」

小さな声で呟き続ける。


管理棟のドア。

石川がガラリと開けた。

勢いよく。


「田中さーん!」


中では田中さんが書類整理中だった。

50代の穏やかそうな男性。

いつも優しく笑顔で接してくれる。

本当に温和な人だ。


「あ、石川さんたち」

田中さんが顔を上げて微笑んだ。

眼鏡の奥の目が優しい。

「こんにちは、今日もよろしくお願いします」


「田中さん!お願いがあります!」

石川が机にバンと手をついた。

田中さんがビクッとする。

持っていた書類が宙を舞った。


「な、なんでしょう...」

田中さんの笑顔が少し引きつる。


「田中さんの日頃の鬱憤、全部吐き出してください!」


シーン。

時が止まった。

壁の時計だけがカチカチと音を立てる。


田中さんの表情が固まる。

眼鏡がズレる。

「え...?鬱憤...?」


千葉が補足に入った。

「管理人さんって大変じゃないですか!」

「だから僕たち、田中さんの話を聞きたいんです!」

「愚痴でも悪態でも何でも!」

「スッキリしてもらいたいんです!」

真剣な目。

本気だ。


富山が小声で呟く。

「やめてよもう...」

顔を手で覆った。

指の隙間から田中さんの反応を見る。


田中さんが眼鏡を外した。

目を擦る。

もう一度かける。

三人を見る。

「あの...お気持ちはありがたいんですが...」

困惑した笑み。

「私、そういうの、あまり...」


「遠慮しないでください!」

石川がグイグイ迫る。

「今夜8時!俺たちのサイトで!」

「サンドバッグも用意します!」


「サンドバッグ!?」

田中さんの声が裏返った。

眼鏡が大きくズレる。


富山の心が折れる音がした。

パキッと。


結局、田中さんは根負けした。

優しい性格が災いして。

「わ、わかりました...8時に...」

苦笑いを浮かべながら頭を掻く。

その目は「どうしてこうなった」と語っていた。


午後7時半。

石川たちのサイトには立派なサンドバッグが吊るされていた。

タープの支柱にロープで固定。

本格的なボクシング用。

どこから調達したのか。


「完璧じゃん!」

石川がサンドバッグをドンと殴る。

ズシンと重い音。

「これで田中さんもスッキリだ!」


千葉もサンドバッグの周りをウロウロ。

「すごいですね!」

「本格的!」

「これなら思いっきりストレス発散できますよ!」


富山がサンドバッグを見上げてため息。

「田中さん、殴るタイプじゃないと思うんだけど...」

あの優しい笑顔。

穏やかな話し方。

「絶対殴らないよ...」


「いいんだよ!」

石川は聞く耳持たず。

「選択肢は多い方がいい!」

「殴りたくなったら殴ればいいし、殴りたくなければ話すだけでいい!」

「自由だ!それがグレートキャンプだ!」


午後8時。

秋の夜の冷たい空気。

焚き火が静かに燃えている。

その横に異様な存在感のサンドバッグ。


「来た!」

千葉が指差す。


田中さんが歩いてくる。

作業着姿。

疲れた様子。

表情は明らかに緊張している。


「お、お邪魔します...」

小さな声。

視線がサンドバッグに釘付け。

「あの...これは...」


「サンドバッグです!」

石川が胸を張る。

「思いっきり殴ってください!」


田中さんが困ったように笑った。

「あ、ありがとうございます...」

「でも私、暴力的なの苦手でして...」

両手を前で組む。

完全に遠慮モード。


「じゃあまず座って話しましょう!」

千葉が椅子を勧める。

「愚痴を聞かせてください!」


田中さんが恐る恐る座る。

焚き火の光が顔を照らす。

「愚痴...ですか...」

「でも、お客さんに愚痴を言うのも...」

まだ遠慮している。


「いいんです!」

石川が前のめり。

「俺たち聞きたいんです!」


田中さんが少し考えた。

眼鏡を押し上げる。

焚き火を見つめる。

「それじゃあ...少しだけ...」


富山は離れた場所で見守る。

不安そうに。

「大丈夫かな...」


「まず、一つ目なんですが...」

田中さんの声が少しずつ変わってきた。

「深夜に騒ぐお客さんですね」

穏やかな口調。

でも目の奥に何かが灯り始めている。


「ありますよね!」

石川が大きく頷く。


「先週、深夜2時まで音楽ガンガンかけてるグループがいたんです」

田中さんの眉が少しピクリと動く。

「他のお客さんから苦情が来て」

「注意しに行ったら」

田中さんの声のトーンが変わった。

「『金払ってんだろ』って逆ギレされまして」


「最低じゃん!」

千葉が叫ぶ。


「そうなんですよ!」

田中さんの声が大きくなった。

眼鏡の奥の目が鋭くなる。

「金を払えば何してもいいと思ってる!」

「自然を楽しむ場所で、他人の迷惑考えない!」

「あれは本当に...本当に...」

拳がギュッと握られる。


「わかります!」

石川が立ち上がる。

「わかりますよ田中さん!」


「わかってくれますか!」

田中さんも立ち上がった。

興奮してきている。

「二つ目はゴミの分別!」

声が一段と大きく。

「これがもう本当に酷くて!」


「酷いですよね!」

千葉も立ち上がる。


「可燃ゴミに缶を入れて!」

田中さんの声が震える。

「ビンに生ゴミを入れて!」

両手を振り回し始める。

「ペットボトルのキャップは外さない!」

「中身入ったまま捨てる!」

「あれはもう分別じゃない!混ぜごみだ!」


「そうだそうだ!」

石川が叫ぶ。


富山が驚いて立ち上がった。

「え、田中さん...」

あの温和な管理人さんが。

顔を真っ赤にして叫んでいる。


「三つ目!」

田中さんの勢いは止まらない。

「火の始末!」

拳を握りしめる。

「完全に消さずに帰る人がいるんです!」

「危ないでしょう!」

「山火事になったらどうするんですか!」

「自然を愛してるって言いながら!」

「火も満足に消せない!」

「キャンプする資格ない!」


「その通りです!」

千葉が拳を突き上げる。


田中さんの興奮はピークに達している。

眼鏡がズレても直さない。

汗が額に浮かんでいる。

「四つ目!」

声が割れる。

「直火!直火!直火!」

「禁止って書いてあるのに!」

「デカデカと看板立ててるのに!」

「『ちょっとぐらいいいでしょ』って!」

「ダメに決まってるでしょ!」

田中さんが突然サンドバッグに近づいた。

「草が焼けて!」

バシン!

軽く叩いた。

「地面が傷んで!」

バシン!

「生態系が壊れて!」

バシン!バシン!

「それでもやめない!」

ドスン!

少し強く殴った。


「お、おお...」

石川が驚く。

「田中さん、殴り始めた...」


「わかってくれましたか!」

田中さんが振り返った。

目が潤んでいる。

「石川さんたちなら!」

「わかってくれると思ってました!」


「もちろんです!」

石川が力強く頷く。


田中さんがまた話し始めた。

今度は家庭の話。

「実は家でも色々ありまして!」

声のトーンがさらに変わる。

少し悲壮感が混じる。


富山の嫌な予感が的中した。

「え、家の話まで...?」


「娘がですね!」

田中さんの目に涙。

「『お父さん、もっとカッコいい職業に就いてよ』って言うんです!」

「カッコいい職業ってなんですか!」

「弁護士?医者?」

「キャンプ場の管理だって立派な仕事でしょ!」

バシン!

サンドバッグを殴る。


石川と千葉が顔を見合わせる。

「あ、あれ?」

「ちょっと話が...」


「それでですね!」

田中さんは止まらない。

「家に帰ると俺だけ冷や飯なんですよ!」

「妻と娘は温かいご飯食べてて!」

「俺だけ冷蔵庫の残り物!」

「寂しいじゃないですか!」

ドスン!

サンドバッグに強烈な一撃。


「え、えーと...」

千葉が引き始めた。


「テレビもそうです!」

田中さんの声が大きくなる。

「帰っても面白い番組やってないんですよ!」

「深夜の再放送ばっかり!」

「たまにバラエティ見たら」

「知らない芸人ばっかり!」

「笑えない!全然笑えない!」

バシン!バシン!バシン!

連続でサンドバッグを殴る。


富山が完全にドン引き。

「それ、同情しづらいやつ...」


「わかってください!」

田中さんが三人を見る。

涙目。

「俺の人生も大変なんです!」


「あ、は、はい...」

石川が引きつった笑顔。


突然、田中さんの雰囲気が変わった。

目つきが鋭くなる。

呼吸が荒くなる。

「もう我慢できない!」


「え?」


田中さんがサンドバッグの前に立った。

構える。

空手の構え。


「え、ちょっと待って!」

富山が叫ぶ。


「せいやああああ!」


田中さんの回し蹴りが炸裂した。

ドォン!

サンドバッグが大きく揺れる。


「うおっ!」

石川が後ろに飛びのく。


「とりゃああああ!」

正拳突き。

ドスン!

「はああああ!」

裏拳。

バシン!

「でりゃああああ!」

肘打ち。

ガツン!


三人は完全に固まった。

口をポカンと開けて。

目を見開いて。


「せいやせいやせいやせいや!」

田中さんの連続技。

回し蹴り、前蹴り、横蹴り。

ドンドンドンドン!

サンドバッグが暴れ回る。


「うそでしょ...」

富山が震える声。


「空手じゃん!」

千葉が叫ぶ。

「めっちゃ本格的な空手じゃん!」


「せええええやああああああ!」

田中さんの最後の回し蹴り。

ドゴォン!

サンドバッグが支柱ごと傾きかける。


「危ない危ない!」

石川が支柱を支える。


田中さんがハァハァと荒い息。

汗だくになっている。

眼鏡が曇っている。

でも表情は。

スッキリしている。

すごくスッキリしている。


「あー...」

田中さんが眼鏡を外して拭いた。

「スッキリしました」

穏やかな笑顔。

さっきまでの激情はどこへやら。

「ありがとうございます、石川さん」


「あ、い、いえ...」

石川が引きつった笑顔。

「お、お役に立てて...」


「実は若い頃、空手やってたんです」

田中さんが照れくさそうに。

「でも今は穏やかに生きてるつもりで」

「久しぶりに体動かせました」

満面の笑み。


千葉が小声で石川に囁く。

「やばいですよ...」

「あの人、キレたら怖いタイプですよ...」


富山も小声で。

「だから言ったじゃん...」

「変なことしちゃダメだって...」


「じゃあ私、そろそろ失礼します」

田中さんが時計を見た。

「勤務時間も終わりましたし」

「今日は本当にありがとうございました」

深々とお辞儀。

「おかげさまでストレス発散できました」


「あ、はい...」

三人が棒立ちで見送る。


田中さんが管理棟に戻っていく。

その足取りは軽やか。

鼻歌まで歌っている。

完全にスッキリした様子。


三人だけが残された。

サンドバッグが風に揺れる。

焚き火がパチパチと音を立てる。


沈黙。


石川が口を開いた。

「なあ...」


「うん」

千葉が頷く。


「田中さん、絶対怒らせちゃダメだな」

石川の声が震えている。


「絶対ダメですね」

千葉も震えている。


富山が深いため息。

「だから最初から言ったじゃん...」

「普通のキャンプしようって...」


「いや、でも結果オーライだろ?」

石川が強がる。

「田中さん、スッキリしてたし」


「スッキリしてたけど!」

千葉が叫ぶ。

「あの変貌ぶりはやばかったですよ!」

「穏やかな笑顔から、急に殺気立って!」


「空手の腕前もやばい」

富山が付け加える。

「あれ、絶対黒帯だよ」


三人はサンドバッグを見た。

支柱が微妙に曲がっている。

田中さんの蹴りの威力。


「今後、絶対マナー守ろう」

石川が真剣な顔。


「守ります」

千葉が即答。


「当たり前でしょ」

富山が呆れる。


その夜、三人は珍しく静かに過ごした。

焚き火を囲んで。

あまり喋らず。

時々サンドバッグを見ては。

田中さんの回し蹴りを思い出しては。

身震いする。


翌朝。

チェックアウトの時。


「おはようございます」

田中さんが管理棟で笑顔で迎えた。

いつもの温和な管理人さん。

昨夜の激情は微塵も感じられない。


「お、おはようございます...」

三人がギクシャクと挨拶。


「昨日は本当にありがとうございました」

田中さんが深々とお辞儀。

「おかげさまでスッキリしまして」

「今日からまた頑張れます」

「またぜひ来てくださいね」

優しい笑顔。


でもその笑顔の奥に。

三人には見えた気がした。

昨夜の空手家の顔が。

一瞬だけ。


「は、はい!」

「また来ます!」

「マナーしっかり守ります!」

三人が口々に言う。


車に乗り込んで。

キャンプ場を後にする。


しばらく誰も喋らなかった。

石川が運転しながら口を開く。

「なあ」


「なんですか」

千葉が緊張した声。


「あれ、成功だったよな?」

石川が確認するように。


「うーん...」

千葉が悩む。

「田中さんはスッキリしてましたけど...」


「私たちがトラウマ植え付けられた」

富山がため息。

「あの空手、夢に出そう」


「でもさ」

石川が笑い始める。

「面白かったじゃん」


「面白かったですね」

千葉も笑い出す。

「まさか空手が出てくるとは」


富山も笑ってしまった。

「もう...バカじゃないの」

「でもまあ、結果的には良かったのかな」


車は秋の道を走り続ける。

次なるキャンプ場へ。


石川が突然言った。

「次はさ」


富山が即座に叫ぶ。

「普通のキャンプ!」

「お願いだから普通のキャンプ!」


「普通って何?」

石川がニヤリと笑う。


千葉も笑う。

「普通じゃグレートじゃないですよ」


富山が頭を抱えた。

「もう知らない...」


でも彼女の口元は。

少し笑っていた。


俺達のグレートなキャンプ154回目。

管理人さんの鬱憤晴らし。

まさかの空手炸裂。

そして三人は学んだ。


温和な人ほど怒らせちゃダメ。

溜め込んでる人は爆発したらやばい。

そして何より。

マナーは絶対に守ろう。


キャンプ場の管理人さんを。

敵に回しちゃいけない。

特に田中さんは。

絶対に。


車の中で三人は誓った。

「二度と田中さんを怒らせない」

「マナーは完璧に守る」

「でも、また田中さんに会いに行こう」


なぜなら。

あのキャンプ場は居心地がいいから。

田中さんは優しいから。

そして。

ちょっとスリルがあるから。


次は何をしようか。

石川の頭はもう次の企画でいっぱい。

千葉はワクワクしている。

富山は不安と期待が入り混じっている。


それが俺達のグレートなキャンプ。

毎回奇抜で。

毎回ハチャメチャで。

毎回誰かを巻き込んで。


でも最後はみんな笑顔。

だから続けられる。

だから楽しい。


「次は隣のサイトの人とバーベキュー交換するってのどう?」

石川が言った。


「グレートですね!」

千葉が即答。


「普通じゃん!」

富山が叫ぶ。

「それ普通のキャンプじゃん!」


「え、そう?」

石川が首を傾げる。

「じゃあもっとグレートにするか」


「しなくていい!」

富山の叫び。


車内に笑い声が響く。

秋空の下。

次なる冒険への道は続く。


俺達のグレートなキャンプ。

次は155回目。

何が起こるかは誰にもわからない。


ただ一つ確かなのは。

絶対に田中さんは怒らせない。

それだけは。

絶対に。


(終)

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『俺達のグレートなキャンプ154 管理人さんの日頃の鬱憤を晴らしてあげよう』 海山純平 @umiyama117

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