映画のエンドロールに載りたい
第1話
女「今さらだけどさ」
男「うん」
女「映画のエンドロールに自分の名前載せてみたいなぁ」
男「じゃあ、自主制作映画作ればいいじゃん」
女「それも考えたんだけどさ、新海誠作品のエンドロール見て、あれは違うなぁって思った。だって、エンドロールの名前がほぼ自分なんだよ? そういうことじゃないじゃん!」
男「まぁ、そうだね」
女「でもな、転職もしたくないしなぁ。何かいい方法ないかなぁ」
男「クラファンすればいいんじゃない?」
女「なるほど! その手があったか。人生って案外チョロいもんだね」
男「……そんな方法でいいんだ」
女「森くんと違って私は脚本の才能ないんだもん。あ……そうだ! 森くん、前に自分の本名ダサいからペンネーム変えたいって言ってたじゃん。ペンネーム、私の名前に変えなよ。
女「って脚本描いたんだけど、どう?」
男「いい線は行ってるけど短すぎるね」
女「じゃあ、森くんがこの続き描いてよ。私は原案で良いからさ」
映画のエンドロールに載りたい @hanashiro_himeka
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます