【短編】ヤタとカモ、うっかり出雲へ

砂塚揺六

ヤタとカモ、うっかり出雲へ

 十月、男はロードバイクで神奈川から日本海を目指していた。

 そして福井県の有名な断崖、東尋坊に辿り着こうとしていた。

 目的地まであと数キロといったところ。ロードバイクならば一時間も掛からない距離だ。

 しかし、行く手を阻まれた。

「お兄さん、どちらまで行かれるんです?」

 男を邪魔した相手、仮名を『ヤタ』とする。ヤタは、メガネにゆるふわヘアスタイルと今風の青年だ。まるで起き抜けにコンビニへタバコを買いに行くかのような、ほぼ部屋着と言った風体。男は愛想笑いでヤタを躱そうとした。

 しかし、ヤタはロードバイクで走り続ける男を、『身一つで走って』追いかけた。ついには男を抜かし、先導し、更に話しかけてきた。ロードバイクの時速はおよそ三十キロメートル。ヤタは息も切らさず、なおかつ笑顔で朗らかに、男に声をかけた。おおよそ人間業ではない。

 男の驚きのあまり表情が抜け落ちた。ヤタは笑顔を崩さない。このままでは、予定のルートからそれてしまうが、男は修正することができず、図らずもヤタに付いて行く形となった。

 男が質問に答えないことを察したヤタは、身の上話をし始めた。

「いや、僕ね? 稚内の宗谷岬ってところから走って来てるんですけど」

「は?」

 男は思わず驚愕の声を漏らす。それもそうだ。稚内の宗谷岬、日本の最北端の場所だ。そこから、福井の東尋坊の近くまで文字通り『走ってきた』のだと言う。

 男の驚きを確認すると、ヤタは満足そうな笑顔を浮かべ、続きを話し始めた。

「いつもそこにいるわけじゃなくって。たまたま日本の最北端にいて。で、仲間から『オマエ、最近運動不足だから、ちったぁ走れや。お、ちょうど神無月じゃね? 出雲まで走っていけよ』って言われて。普段は走らないんですよ、僕」

「そんなヤンキーみたいなノリで? 本当に宗谷岬から?」

 二人は走りながら会話を続ける。

 風が吹き抜け、喧騒が遠くなる。土や、木々の匂いが空気に溶けていく。

「そうですよ。『オマエどうせ出来ねえべ』みたいなこといわれて。僕、カチンと来ちゃって。『やってやるよ! 見とけよ! マジで出雲まで走っていってやるからな!』ってキレちゃってェ。……で、こうなっちゃって」

「いなーい!」

 思わず叫ぶ。ヤタは笑った。

「そうなりますよねぇ。正しく『やってみろよ』ですよねぇ。でも僕、ちゃんと出雲まで行きますから。……そうだ!」

 ヤタが、ぽんと柏手を打った。

「お兄さん、お名前は?」

 ロードバイクの男は、おずおずと答えた。

「カモといいます」


 ヤタは嬉しそうにしている。

「いい名前ですね。鴨? いや! ……『賀茂』だな。他人の気がしない。僕ら、縁が合いましたね」

 カモは戸惑った。良い絡まれ方ではないと感じたからだ。

「……名前で? 会ったばかりなのに?」

 ヤタはうんうんと頷く。

「名前って大事ですよ。あと、僕にはファーストコンタクトで十分ってことですね。あ、縁があるといえば、僕、太陽とも縁があって。僕と一緒ならずっと晴れますよ。道中快適です。決して迷わせませんし」

 と、ヤタは走る速度を上げた。

「ちょっと!」

 カモは慌てて追いかける。


「カモさん! 僕と一緒に出雲大社へ行きましょう! そこで、ぜひ僕に『再就職先を斡旋』させてください!」


「……は?」

 予期せぬヤタの提案に、カモは止まりそうになる。

「止まらないで!」

 ヤタは目を見開きながら振り返る。その表情、眼光があまりにも真に迫っていたので、カモが止まらずに済んだ。ヤタはニィっと口角を上げ、前を向き、走り続ける。カモは、必死に追いかけた。


 ――なぜ、私のことを知っている? なぜ、私が仕事を辞めたことを知っている?


 ただ『再就職先を斡旋する』と、ヤタが言っただけだ。だが、それで十分だった。

 カモの脳裏に、薄暗い恐怖がぶわっと膨らんで張り付いた。

 どうやらヤタは、カモの当初の目的を知っているようだった。東尋坊を目前にした場所でカモに立ちはだかり、予定を変更させた。

 別に、カモは本当に飛び降りようと思ったわけではない。

 ただ、『きっとそうなるだろう』と実感していただけで。


 カモがヤタに尋ねたいことは山ほどある。だが、今はロードバイクを漕ぐのに必死だ。皮肉なことに、頭にもたげる疑問も、胸に巣食う恐怖も和らいでいく。

 二人は、しばらく無言で走り続けた。すると、ヤタがスピードを少し緩め、カモの隣へ近づいた。

「失礼しますね」

 と、ヤタは並走しながら器用にカモのリュックを開け、物色する。本来なら「やめてください!」と怒鳴る場面なのだが、カモは背中の気配に感心するばかりだった。

「僕は大丈夫なんですけど貴方はニンゲンなので、何かを食べてください。『僕が許可するんで』遠慮なく食べちゃってください。あ、フタ開けますね」

 と、ヤタはカモのリュックから取り出したゼリー飲料を差し出す。カモは呆然と差し出されたものを見つめた。

「あ、下賜といっても、僕はそんなに格が高くないんで、気軽にどうぞ」

「……『かし』って、お菓子ですか?」

 カモには、ヤタの意図がいまいち分からない。

「いいから。僕が食べろと言っているんですよ。遠慮されたら泣くかもしれない」

「え、でも」

 まごついていると、ヤタの眼光に鋭さが増した。語気も強まる。

「もう開けちゃったから。食べ物を粗末にしたら殺すよ。食えって」

「た、食べまーす!」

 カモはヤタに言われるがままゼリー飲料の飲み口をくわえた。片手でバランスを取りながら、必死にゼリー飲料を絞る。

「ゴミは預かるね。決してポイ捨てしないように。ポイ捨てしたら、横っ腹を蹴り飛ばす。マジで、文字通り、ロードバイクごとぶっ飛ばす」

「はい!」

 カモはヤタにゴミを手渡した。ヤタは満足そうにゴミを見つめている。ヤタの機嫌が良さそうなので、カモは話を切り出すことにした。


「あの、質問してもいいですか?」

「どうぞ」

「私達は、初対面ですよね?」

 ヤタは少しばかり顔を上げ、思案する素振りを見せる。

「そうですね」

「私のことを、目的を知っているんですか?」

「いや? でも、あんな暗い顔で、あの辺を走っていたら、たとえ僕でも察しますよ。まあ、ロードバイクで行く人は珍しいけど」

 と、笑う。

「そう、ですか」

「ああ、でも、『誰かに会いたい系』ですよね?」

 ヤタの芯を食った一言に、カモは息を飲む。そして絞り出すように、

「もう、会えないと思います」

 と呟いた。ヤタは、

「そっか。『後を追いたい系』ってやつですね?」

 と返す。カモは黙り込んだ。

「カモさん、飛び降りても会えませんよ?」

 ヤタの更なる言葉に、カモは唇を噛む。ハンドルを握る力も強くなる。

「理解ってますよ、そんなこと」

 今にも消え入りそうな声だったが、ヤタはしっかりと聞き取った。

「ごめんなさい。僕、そういう、ニンゲンの機微に疎くて」

「いいんです。貴方の言うとおりだ」

 ヤタに悪意はない。カモも理解していた。いや、もはや怒る気力も残っていないのかもしれない。

「その人のこと、好きだったんですか?」

「……はい」

「教えて下さい。その人のこと」


 カモは、ぽつりぽつりと話し始めた。

 カモには将来を誓いあった想い人がいたこと。

 けれど、お互いに忙しくてすれ違いが増えていったこと。

 想い人が深刻な悩みを抱えている事に気づいたこと。でもカモ自身にも余裕がなく、あまりケアできなかったこと。

 

 「大丈夫だから」と笑っていた想い人が、前触れなく失踪してしまったこと。

 

 『ただ寄り添っている素振りをして、自己満足していただけ』だったのではないかと、カモが自責の念を抱いてしまったこと。

 この行為さえおこがましいと、悪循環に陥ったこと。


 気がついたときには会社を辞め、身辺整理をしていたこと。

 好きなロードバイクで日本縦断でもすれば、なにか変わるかもしれないと思ったこと。


 でも、脳裏から死が剥がれないこと。


 いつしか、死に場所探しの旅になっていたこと。


 これらのことを、カモはヤタに吐露した。

 相変わらず、走りながら。


 一通りカモの身の上を知ったヤタは、……号泣した。思えばカモが話している最中、相槌の言葉が詰まったり、鼻をすすらせたり。泣き顔を隠すのを諦めたらしい。人の機微が分からないって、さっき言っていたのに。

 カモは言葉を失う。自分より上回る悲しみを顔に出されたら、冷静になってしまうのが人間だ。

「ごめんね、誰かに会いたい系とか、飛び降りても会えませんよとか、軽率に言っちゃってェ……」

 ヤタは目を赤くさせながらポロポロと涙を流す。相変わらず走りながら。

「でも、本当のことなんで。私は大丈夫ですよ。ほら、貴方とこうして出会えて、一緒に走ることが出来て、本当に楽しいです。気が楽になったと言うか」

 カモはヤタを慰める。相変わらず走りながら。

「ホントにぃ?」

「本当です。あ、タオルがリュックの中にあるんで、使ってください」

「うん、ありがとう……。カモさん、いいやつだな。僕と一緒に出雲へ行こうな」

 ヤタはずびずびと鼻をすすり、涙を拭う。カモは思わず笑みをこぼした。

「そういえば、そういう約束でしたね。どうして出雲に行かなければならないんですか?」

「あー。説明してませんでしたっけ」

 走りながらではあるものの、ヤタが少し、背筋を伸ばしたように見えた。

 

「僕、実は『神』でして」

 

 一瞬の間が開く。カモは驚きの表情を作り、

「……へえ! そうだったんですか!」

 と大げさにいう。ヤタは怪訝そうにカモを見つめた。

「僕をイカれてる痛いやつだって思いました?」

「いいえ! だって、ずっと走ってるじゃないですか。飲まず食わずで休みもせず、トイレにも行かずに。しかも、ロードバイクに並走しながらですよ? 人間業じゃないのは分かります。あと! 雰囲気あります! 厳かな! 神秘的な! 浮き世離れした感じの!」

 と言って、カモは着の身着のまま出雲まで走破しようとする、自称『神』ことヤタを、頭の天辺から足先までしっかりと見た。そして取り繕うように数回頷いた。ヤタはカモを流し見る。とりあえず、よしとしたようだ。

 

「カモさん、話を戻しますけど、十月は旧暦で『神無月』と呼ばれているのをご存知ですか?」

「はい。日本中の神様が出雲に集まるから、出雲外は神様が居ない状態になる。だから『神無月』と呼ばれるという、あれですね?」

 ヤタがうんうんと頷く。

「話が早くて助かる。つまり、それです」

「ん……?」

 流石に話を飲み込めなかったようだ。カモは話を整理し始めた。

「ええと、つまり、貴方は日本最北端にたまたまいた神様で」

「うん」

「で、十月になったので出雲大社に出張しなければならない」

「うん」

「仲間から『日本最北端から出雲まで走っていけよ』と挑発され、まんまとノッてしまった」

「その調子」

「で、東尋坊近くで私と出会い、のっぴきならない雰囲気だから放っておけなくて、一緒に出雲大社まで走って行こうと誘う」

「そう! そしたらもう?」

 幾ばくか逡巡したあと、カモはヤタを見据えた。

「今、この状態?」

「正解!」

「いない! いないって、そんな神様」

 信じられないと言わんばかりに、カモは頭を振る。ヤタは目を細め、

「いるんだよなあ、ここに」

 とシニカルに笑った。


 カモは興奮を抑えるように質問する。

「失礼じゃなければ教えて下さい。そもそもなんの神様なんですか?」

「えー? マイナーだし、どうせ微妙な反応になるよぉ。しょせん僕は神の使いパシリだしさ」

 カモは、ここでヤタの正体に気づいた。

「ならば、貴方のお名前を当ててもよろしいでしょうか」

「お、マジで当てる? 少ない情報でイケる?」

 走る神ではないが、旅に紐づいた存在であり、なにより『先導』すること、『太陽』と『カモという名』に縁があること。そして、神の遣いであること。

 カモは、神の名を口にする。


「貴方は、……《八咫烏》です」


 ヤタは嬉しそうに目を輝かせた。

「どうして、そう思ったの?」

 そして、この局面でも二人は走り続ける。

「……すみません。正直、当てずっぽうだったんです。そんなに詳しいわけじゃなくて」

 カモはバツが悪そうにした。

「えへへ。いいよいいよ。そっか、ヤタガラスを知ってるんだ。嬉しい」

 ヤタは隠しきれないと言わんばかりに照れ笑いをする。まるで少年のようだ。カモは胸をなで下ろした。

「でも、ヤタガラスってそんなにマイナーじゃないですよ? サッカー日本代表のエンブレムですし。でも、……ヤタガラスって三本足では?」

 ヤタは得意げな顔をして自らの股間を指差した。

「三本目」

「お先しますね」

 カモがスピードを上げた。ヤタは慌ててカモを追い抜かす。

「ごめん! 下ネタ苦手だった?」


「ああ、すみません。ちょっと驚いてしまって。あともう一つ質問いいですか? 再就職先を斡旋する、というのは?」

「そう! それだよそれぇ!」

 ヤタは嬉しそうに指を鳴らした。口調もフランクになっている。

「カモさん、今、身軽ってことだろ? なら、ちょうどいいやって思ってさ。僕らの仲間にならない? きっと楽しいよ?」

「スカウトってことですか? へえ」

 どうせ仕事を辞めたし、家も引き払ったしなぁ、と、危うくカモは聞き流すところだった。

「……え? 神様からスカウト?」

「そ! 大丈夫、悪いようにはしない」

 あまりにも軽いノリだ。人間社会でなら軽率に受け入れてはならない、この場を離脱すべきレベルの事案だ。

「いやいや、いやいやいやいや! 私はそんなつもりは!」

 無論、断ろうとする。しかし相手は人外。どんなに人懐こくても、人の理の外にいる存在だ。ヤタはカモの狼狽ぶりを確認した上でも、方針を変えるつもりはないらしい。

「残念だったね。東尋坊には行かせない。僕と出会ったのが運の尽き。ニンゲンを、やめてもらうから」

 しかし、ふと、カモを気に掛ける素振りを見せた。

「……それとも、未練ある?」

 

 まるで走馬灯のように思い出が脳裏をよぎる。

 二度と戻ることはできない過去を、幻視する。

 

「いいえ」

 淀みない返事だった。

「よかったぁ! もうニンゲン辞めるための『形式』取っちゃってたからさあ!」

 心底良かったと言わんばかりに、ヤタは跳ねる。

「……は? 儀式をやってたってことですか?」

 とんでもない事後報告に恐怖を通り越して、もはや呆れていた。

「いや、そんな角張ったもんじゃない。別に、僕がさ、今日からおまえは人間終了、ってしちゃえば済む話なんだけど」

 やはり神、さらりと恐ろしいことを言う。

「そんな強大な力が」

「でも、やっぱり僕らにとって、『それっぽい行為や形式』って大事なわけ。やらないと落ち着かないんすよ」

「……つまり、貴方と一緒に走って出雲に行くことが?」

 カモの勘の鋭さに、ヤタは増々気を良くする。

「そ! あと、僕が食べていいよって言ったもの、食べたよね? タオルも献上してくれたし! ありがとね!」

「ああ、なるほど……下賜だったってことか。神饌物というより黄泉比良坂の『ヨモツヘグイ』に近い……」


 異界の物を食べると現世に帰ることが叶わない、という伝説だ。カモの表情がこわばる。まさかこんな形で仕込まれるとは。

「で、今じゃカモさんも飲まず食わず。疲れないし、お腹空かないでしょ? ずっとロードバイクで、僕と同じペースで一緒に走ってる」

 ヤタには、本当に悪意が無い。カモは改めて実感し、ため息をついた。

「……確かに」

「僕たちはすでに、『お仲間』ってわけだ。やったね!」

 ヤタはビシッと親指を立てた。

「ちなみに、許可を取らずに勝手に食べたらどうなるんですか」

「あそこで死んでる野生動物と、同じ状態に」

 カモの血の気が引いている。

「……人の機微が分からないって、こういうことだったのか」


 命を絶とうとしたニンゲンを見つけた。ならばニンゲンを辞めさせてでも『お仲間』にしてしまえばいいという、善意から来る行為。確かに、人の理から外れた考えだ。

「大丈夫。がんばったら、いいことあるからさ!」

 ヤタはホップ、ステップ、ジャンプと三段跳びを繰り出し、そのまま走る。

「ほら、もう出雲大社が見えてくる!」

「本当だ……」

 知っているようで知らない場所だ。賑わいながらも冷えた空気。澄み切っていて荘厳であり、現実離れした光景だ。

 一体、現実ではどのくらいの時間が経ったのだろうか。

 ……そもそも、この場に時間という概念があるのだろうか?

 日の傾きはどうなっている? 時計は……。と、カモは腕時計を見た。日付も、時刻も狂っていた。

 ひとつ、ため息を漏らす。深呼吸をした。澄み切った空気が、鼻と喉を通り抜ける。

 二度と戻ることはないと実感した。

 だが、今のカモに帰る場所はない。ちょうどよかったのかも知れないなと自嘲した、その時だった。

 ヤタが、ピタリと止まる。つられて、カモもブレーキを掛けた。

「カモさん、もう大丈夫だよ。無事に着いたから。お疲れ」

「お疲れ様です」

 ヤタは優しく微笑むと、カモの視線を誘導するように向こうを見やる。誰かが、立っている。

「あ……」

 カモは言葉を失った。

「ほら、いいことあったでしょ? ロードバイク持っていてあげるから、行ってきな」

 ヤタは強く、カモの背中を押す。カモは、名前を呼びながら、走り出した。

 二つの人影が重なって、一つになる。

 場に静謐が満ちる。

 この瞬間だけは、世界が二人のために存在しているかのようだった。

 無事に二人の再会を見届けた安堵とともに、涙が頬を伝う。

 ヤタが、ふと『こちら』を振り返った。

 得意げな顔をしながら、親指を立てた。

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【短編】ヤタとカモ、うっかり出雲へ 砂塚揺六 @sorcierudia

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