話の余韻に浸る頃、タイトルを思い出す。これはそんなお話。

バーの中で、人組の男性客がウイスキーを飲んでいます。

片方は、オカルトの記事を書くことを生業としているライターを名乗っております。

もう一人は、そんな彼から取材を受けている不思議な体験をした……とおっしゃる方。


男性の話に出てくる場所は、おそらく……埋立地、もしくは港が近い場所なんじゃないでしょうか?

そう言った場所には人間のために整備された道が少なく、
横断歩道もなければ歩道橋もない。歩道があるだけありがたく思えと言われている感じのする、車ばかりの道路ばかりなものにございます。

そこに新しくできは歩道橋を、渡ろうとしたときに……
非常におっかない目に遭われたそうで……?




物語の肝、というかホラーな部分は、実は彼の話を聞き終えた『後』にございます。

そこで色々なことがわかるのですがー……なるほど。



私がこの物語のタイトルを思い出したのは、グラスの氷が溶けた後にございました。


横断歩道は、ちゃんと右見て左見て、そして……
悲しい事件が起きたかどうかを確認してから渡りましょう。



ご一読を。












その他のおすすめレビュー

SB亭moyaさんの他のおすすめレビュー1,051