嫌な事 汚い物 見たくない物 聴きたくない事 言われたくない事世の中に 散乱してて 人は無視しながら生きるその中で地道に光を作る人ってやっぱりいて目にしたりしたら浄化されるのよ。
トイレの神様にお会いしたことはないけど、神様がいる神聖なトイレを清めているトイレ清掃員の方々は、神様に一番人間だと思う今日この頃。作者と、作者の生み出した作品に幸あれ。
清掃の仕事をしている人を見かけると、頭が下がる思いになります。清掃というものが、神聖な祈りの雰囲気を醸し出しているからでしょうか。作者の場合は、トイレの清掃。昔「トイレの神様」という歌がヒットしたのを思い出します。トイレは私たちが毎日使う、必要不可欠なもの。それを掃除してくれる仕事のなんと尊いことか。清掃について、トイレについて、あらためて感謝の思いが深くなる秀逸エッセイです。
トイレを綺麗にすると……というのはよく聞いたことがあります。健康になるというのもあったような。なんというか読後爽やかで、好きですね。また明日、読みに来ようという感じのあっさりしたところが面白い。そうなると他の作品も読みたくなる。楽しい読書時間になりました。
日常のお掃除という仕事を通してご自身の役割や生き方に向き合わせてくれる力強いメッセージが込められている掌編です。トイレのお掃除という一見地味で目立たない仕事に誇りを持ち、そこに「正義」を見出している点が非常に印象的でした。お仕事を通してご自分を表現しようとする姿勢が、力強く美しいものとして、読者の心に残ること間違いありません。どうか、作者様にも、ついでに私にも、ハーゲンダッツが当たりますように。祈りを込めて。