異世界行き来出来るようになったけど僕はスロカス王になるんだ!〜ただしなったのは結局どの世界でも英雄王でした てへぺろ〜

浅木永利

第1話 突然ですが実は私異世界とこの世界行き来出来ちゃうんです!

成績最下位。運動神経カス。成績表はオール1のゴミ。それがこの僕。浅木永利。高校2年生だ。

そんな僕に世界が与えた天からの贈り物がスロットだ。ちなみに、パチンコは玉を使って遊ぶ遊技であり、盤面の釘の影響を受けて入賞口に穴に入れると大当たりの抽選を受けることができ、 もちろん、抽選に当選すれば大当たりで玉が出てくる。 一方、パチスロはパチンコ型スロットマシンで、メダルを投入してリールを回し、特定の図柄(演出含む)が揃うとメダルが出てくるものだ。

僕は一年中これを楽しみに生きていたが、それも今日で終わった。


「え、留年?」


突然校長室に呼び出され、言い渡されたのは留年の件だった。一応自分の保身のために言うが、先程成績最下位と言ったが、やる気がないだけだ。

やる気があればぶっちゃけ成績は学年で1位になるほどにはある。ただ、それをやらなかったのは、もう勉強に意欲が出なかったからだ。

実は両親がいない。中3くらいだっただろうか。親が離婚し、母親について行くが、すぐに俺を置いて他界した。

結核だったそうだ。結核菌による感染症で、過去には「不治の病」とされ、多くの患者が亡くなった。特に江戸時代初期には労咳(ろうがい)と呼ばれ、亡国の病とまで言われされたらしい。もちろん今ではワクチンが作られており、治療すれば治るが、母子家庭にそんなお金の余裕は無い。ただ死を待つことしか僕らにはできなかった。

そして母の遺した遺産も父により取られた。


「お前が不幸でこっちは最高だ!人の不幸は蜜の味、、本当に最高だよなぁ!」


父は結核と知りながら、母が使い物にならなくなったから捨てたと母が死んだ後に言われた。別にもう悲しいなんて感情も無ければ、復讐を誓うことすらなかった。相手は大人で僕は子供。僕が対抗するには手札がなかったのだから。


残った金、、もちろんしけた少ない金だ。僕はそれで狭いアパートの一室を買い、何とか過ごしていた。僕はそこに今日も帰り、いつも通りの生活をする、つもりだった。

いつもは無いはずの扉が自室に現れ、それに入れと言わんばかりに扉が空いている。


「いや普通こういうのって半開きとかじゃないの?」


そんなツッコミをしながら、ノータイムでその扉の中に入り、頭の中である言葉が流れる。


『称号【異世界に入った者】と【異世界の扉を開けた者】を手に入れました。《ステータス》と言い、貴方のステータスを決めてください。』


突然頭に流れたアナウンスに従い、呪文のような言葉を唱える。


「ステータス」



そして僕の目の前にゲームによくあるステータスが現れた。


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Lv1

名前 浅木永利エーリ=アーサー

性別 男

歳 17

職業 学生

スキル 家事 洗濯 料理 釣り 投石 執筆 歌唱

XLスキル 異世界の扉

魔法 無魔法 光魔法

呪い 無名の呪い

称号 【異世界に入った者】【異世界の扉を開けた者】

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僕は今気になった呪いについて説明を見た。


「呪い 無名の呪いの詳細」


『スキル【鑑定】称号【知リタガリ】を獲得しました。』


「いや、今それいらねぇよ。」


ツッコミながら説明を見て、この呪いをかけた奴をぶっ飛ばしたいと思った。


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この呪いが進行すると、あなたの存在が周囲から徐々に忘れ去られていきます。最初は名前が呼ばれなくなり、次第に顔すら思い出されなくなります。最終的には、誰にも認識されず、まるで空気のような存在になってしまいます。

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「要は最終的に死ぬってことだろ?上等だ。解呪方法は、、【鑑定】!!」


たった今覚えたもので、解呪の方法を鑑定で探すと


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解呪方法 「夜鳴くなよ柴犬、居場所なくなるよ」

と3回言う。

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「この呪いをかけたやつもしかして馬鹿なのか?」


解呪方法がふざけているし、てか簡単すぎてすぐ解ける。


『スキル【解呪】と職業【解呪師】を獲得しました』


簡単に獲られるスキルに頭を抱えながらも、この力で生き抜いていくことをすぐに決めたのだった。

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異世界行き来出来るようになったけど僕はスロカス王になるんだ!〜ただしなったのは結局どの世界でも英雄王でした てへぺろ〜 浅木永利 @asakieiri1

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